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本日の読書「星屑シトロン」(かわい有美子)

著者は大好きなかわい有美子さん。
イラストも大好きな小椋ムクさん。
お話の舞台はこれまた大好きな寮付きの男子校。

…と、好きなものの揃い踏みにも、そして世間様の評判にも関わらず、私のこのシリーズに対するパッションはかなり低いです。

1作目の「空色スピカ」の感想では、それでも今後の作品に期待を残すような気持ちを綴ってましたが、しかし、シリーズ2作目の「流星シロップ」を読んでも、そして3作目の「星屑シトロン」を読んでも、私の胸は高鳴ることなく終わってしまったのでした…。しくしく。

しかし、面白くないと切り捨てるにはあまりにも勿体ないこのシリーズ、毒を喰らわば皿までということで(用法正しくありません)盛り上がれなかった理由について考察してみたいと思います。

理由その一
自分に、この作品を読んで胸がキュンとなるような甘酸っぱい高校時代の思い出がなかったから。

…これについては説明の必要がないですね…。

理由その二
学校や寮でコトに及ぶのが落ち着かないから。

同じ学校の生徒同士の恋…という設定上、仕方のないことだとは分かってるんです。
でも、どうしても生徒会室だの寮の自室だのでムニャムニャされると、読んでるこっちの方が落ち着かなくて、さっさとページを捲ってしまうんですよ。
だって、学校なんて不特定多数の人が出入りする公の場でなんて、いつお呼びでない闖入者や目撃者が現れるんじゃないかって気になりません?
(そういえば水壬楓子さんの「卒業式」のシリーズも同じ理由で気持ちが疲弊しまくったんでした…。こっちは実際に目撃者もいたなあ。体育館とか中庭とか保健室とか、職員室以外では大体やっちゃったんじゃないの?って感じでした)

理由その三
女の子にモテる男の子というのが、自分にとってそんなに魅力的でないから。

BLに限らずどんなジャンルにも、むやみやたら異性にモテる人種というものが少なからず存在します。

つい最近まで、というか昨日まで気付かなかったんですが、私、どうも普通に女の子にモテる男性ってのには惹かれないみたいですね。
モテ度を強調されればされるほど引いてしまうといいますか。
勿論モテてるだけでなく、それ以上に強烈なキャラであれば話は別なんですけど。

王子様のようなルックスだの、フェロモン垂れ流しの美形だのと言われても、全然ピンとこなくて、結局主人公たちのどこがいいんだかよく分かんないうちに生徒会の行事が終わってお話も終わってた…って感じでした。

…ということで、以上のようなことを、まとめてぶっちゃけ言っちゃえば、
正統派学園ラブストーリーと、学園内エロとのバランスが自分の中では収まりがよろしくなかったシリーズ…
ということになりました(笑)

いや、正直キス止まりでも私は全然かまわなかったんですけどね~。
だってトキメキ度とエロ指数って別に比例してないですし。

しかし、ちょっと気になるのは、ムクさんはシリーズラストみたいなコメントを寄せてらっしゃるのに、かわいさんはまだシリーズがあるみたいなことを書いてらっしゃること。
まあ、少しはみ出たお話とありますからスピンオフみたいな感じになるのかもしれないですが、できれば同じムクさんのイラストで読めれば嬉しいです。
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本日の読書「天国より野蛮」(かわい有美子)

かわい有美子さんのリンクス新刊は、なんか独特な雰囲気の作品でした。

ヴィクトリア時代のイングランドを舞台にした、BLというよりもゴシック小説といった方がしっくりくるお話で、緒田涼歌さんのイラストも悪くはないのだけど、もっと無機質な、例えば下村富美さんあたりだともっと作品のイメージに近かったような気もします。

ある夜に見かけた神学生・セシルに興味を抱いた堕天使で高位の悪魔・オスカーは、自らも神学生の姿となってセシルに近づき誘惑します。
容易く陥落した肉体とは逆に、なかなかセシルの心が掴めないオスカーは次第に真剣にセシルを求めるようになり…。
というお話です。

何故オスカーがセシルに惹かれたのかは、途中でなんとなく見当はつくのですが、本編がその説明だけで終わってて、そんなにドラマティックに2人がくっつく…って展開ではなかったのが、ちょっと物足りなかったです。
(もっとセシルを巡って大掛かりな争いに発展するものとばかり思い込んでたので・笑)

あと、本編以外にも小品2作が収められているのですが、これらを読んで「蜘蛛の糸」と「ポーの一族」を連想してしまうのは私だけではない…かと(笑)

まあ、細かい部分では、あれこれ思うことがないではないですが、雰囲気自体はすごく楽しめた作品でした。

本日の読書「猫の遊ぶ庭」「猫の遊ぶ庭~気まぐれ者達の楽園~」(かわいゆみこ)

ようやっと読めました。
「猫の遊ぶ庭」。

続編の「猫の遊ぶ庭~気まぐれ者達の楽園~」を手に入れたのが、えーと、いつだっけ?神戸の古本屋さんに寄った時だから…2年近く前なのかな?
ネットの古本屋さんではプレミア付いてたりして買う気がしなかったんですが、ようやく先日某ブ○オフで発見いたしました。

「上海」は古本でゲットしたのを読まないうちに新装版の文庫を買う羽目になってしまったので、同じ轍は踏むまいと、こちらは買ってすぐに読んだのですが、なんていうか、さわやか~な、言い換えればあっさりとしたお話でございました。

まあ、京都の某国立大学の寮が舞台ということもあり、あまり濃くも出来なかったのかもしれないですけど(笑)

その某国立大学経済学部院生の織田が、寮(正確にはその近所の銭湯)で出会った美しい某国立大学理学部宇宙工学科の院生・杜司に恋をするお話です。

この杜司が涼やかな外見からは想像できないような変わり者なんですが、しかし、かわいさんの描く受にしては、さらりとしすぎていて、インパクトにも色気にも欠けていたのがちょっと勿体なかったかな?
神社の跡取りという設定も中途半端な印象でしたし。

あと、織田の方もまたこれが可もなく不可もなくって感じでですね~(笑)


なかなか手に入らなくてちょっと期待しすぎたのか、若干物足りない感じではありましたが、それもまあ今のかわいさんの作品を読んでるからであって、発表当時に読んでたら、あるいは私に大学時代の甘酸っぱい思い出があったなら、もっと楽しめた作品だったかもしれないなあ~と。

それはともかく、2冊持ってた続編を、新装版が出る前に読むことが出来て良かったです(笑)

本日の読書「いとし、いとしという心 2」(かわい有美子)

前作を読んだ段階では続きがあるなんて知らなかったので、ついうっかりと余韻があるラスト…みたいなことを書いてしまってましたが、しかし、その余韻をこわすことなく、しっとりとせつない雰囲気のままの続編だったので嬉しかったです。

おかげで、途中で止められなくて、読み終わったら既に3時前。
さすがに今朝は起きるの辛かった…(T_T)
でも、こーゆー寝不足は大歓迎かも(笑)

前作では千秋に感情移入し過ぎて、千秋も狡いけど、ユキだって結構狡い人間だよ~なんて思ったりしてましたが、今回、高校時代の千秋との脅迫めいた関係や、自分の最期を悟った荘一とのやり取りなどを読んで、ユキが千秋と荘一との間で戸惑ったり、揺れ動いたりする気持ちもよく分かりました。
要はすごく真面目なんだよね。
でも、それでいて千秋の前でだけは妖艶に乱れてくれるのが魔性(笑)
やはりかわいさんが描く受は絶品です。

ところで、あとがきによると、作者さま的には千秋に同情票が集まったのがちょっと意外だったみたいですね。
実際、受の方の印象が強く残ることが多いかわい作品にしては珍しくアクの強い攻だったかも。でも私はこれぐらい性格悪い方が好きです。
ていうか、千秋ってば、性格悪いのに、報われない時間が長かったせいか、ユキに関することはどんなにささやかなことでも幸せ感じちゃってるのが不憫なくらいににいじらしいんですよ。
このギャップが特にいいのかもしれないです(笑)

そんな、恋には不器用だけど小手先は器用な千秋を見習って、ちょちょいと半襟を付け替えられるようになるのが、私のこの冬の野望です。
(ちなみに私はかつて半襟つけるのに2時間近くかかりました。真冬で手がかじかんでいたとはいえ、情けない…)

本日の読書「いとし、いとしという心」(かわい有美子)

未亡人受ということで楽しみにしていたこの作品。
ところが、読む前の予想を裏切り、受のユキではなく攻の千秋にかなり肩入れする結果となってしまいました。

作者さんの言葉を借りれば"ヤンデレ"属性のこの千秋、しかしそれだけでは語り尽くせないくらい喰えない男でありまする。

個人的に特記すべきは一人称。
来ましたよ、「ボク」ちゃん攻!
しかも、あくまでも受のユキに受けがいいから使っているという腹黒ボク!
更にはユキから「千秋ちゃん」と"ちゃん"付けで呼ばれてますよ!
いい年した大の男が「千秋ちゃん」「ユキちゃん」と呼び合う姿は、幼馴染モノの醍醐味ですな♪

でも、ユキを"未亡人"と称することから分かるように、彼の想いは若くして亡くなってしまった千秋の兄の壮一に向かっています。

ただでさえ京都でも名だたる老舗旅館の跡取りである兄と何かにつけ差を付けられてきて鬱屈した思いを抱えているのに、自分の大好きなユキまでもが兄に恋するなんて、不憫な男ですよ、千秋ってば。
しかし、壮一がいなくなってから、俄然ユキに対しても実家の老舗旅館に対しても巻き返しを図っていくわけですよ。

性格がひねくれた千秋が、唯一執着と誠実を見せる相手が幼馴染のユキだけ、っていうのがいいんですよね~。
しかも、相手を思いやると同時に追いつめてもいて。
かといって、ユキの心を壊すまでは踏み込まなくて。

お話もどこか余韻を残すような感じで締められています。

うん、ええハナシやったなあ、と胡散臭い京訛りでつぶやきながら、1年半寝かせておいた同人誌の方も発掘して読みました。
こちらは千秋とユキの高校時代のお話。
これもまた良かった!

以前も何かの本読んだ時思ったけど、かわいさんと京都って相性がいいように思いました。
しかし、せっかくのお着物描写が殆ど理解できなかった自分がちと哀しかったです…。
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