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本日の読書「隣に居るひと」(椎崎夕)

今日からシルバーウィークですね。

私も5連休ではあるのですが、特に予定もないので積読消化に励みたいなあ…と。
そのためには新しい本は仕入れない方がいいのですが、ついつい所用で出掛けた帰りに買ってきてしまいましたよ…。

深井結己さん「さようなら、と君は手を振った」
楽しみに待ってました~。
ゆっくり読も。

岩本薫さん「不器用な純情」「不遜で野蛮」
小冊子2冊目もらってきてしまいました…。

愁堂れなさん「unison」
先日積読消化したあと、ふと思いついてブログを拝読したのですが、会社勤めしながら、この執筆ペースってスゴすぎ。ほぼ毎月新刊みたいな?
これはデビュー前のサイト掲載作の文庫化というので、買ってみました。

玄上八絹さん「銀とシュガースノー」
この方の作品は初めてです。
何となく自分には甘過ぎる作風のような気がして敬遠してたんですが、今回はピアノの調律師という設定に惹かれて。
面白いといいなあ~。


さてさて。
前置きが長くなりましたが、椎崎夕さんの新刊「隣に居るひと」感想です。

読み終えた後、
あー、やっぱり椎崎さん好きだなあ~。
としみじみ思えた作品でした。

前作「帰る場所」の感想を読み返してみると、ラブ度が薄かったのが不満だったのか、何だか煮え切らない文章でしたが、今回はそんな不満を思い出すことすらなく、血のつながらない叔父と姪が互いに互いを思いやる深い愛情物語として堪能してしまいました。
桃ちゃん、可愛いすぎるよ…。

椎崎さん描くところの受の行動は、時に卑屈過ぎてイライラさせられることもあったりするのですが、今回のようにそれが姪への愛情に裏打ちされてたりすると、そんなに気にならないどころか思いっきり感情移入してたり。

前作に引き続きこちらでも叔父と姪のお話がメインではありましたが、満足度は不思議と高かったです。
一応主役カプの気持ちが通じ合ってたからかな?

あと、前作で気になってた梶山氏はゆっくりやはり「三十二番目の初恋」の梶山氏でした。
なるほど、彼にはこんな過去があったのですね~。
読み返してみたらまた新しい感想を抱くかも。

一度しか読まない作品が殆どのBL作品の中で、椎崎さんの作品は不思議と再読率が高いです。
それだけ文章に魅力があるから?
いや、それ以外にも理由がありそうなんだけどな…。
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本日の読書「帰る場所」(椎崎夕)

何だか超久しぶりのような気がする椎崎夕さんの新刊…。
厳密にいえば新装版なので新作ではないのですよね。
でも旧版持ってないから読む立場としてはおんなじか。

そういえばSHYの方の新刊はどうなったのかなあ?
店頭で見当たらないのだけど、ちゃんと出てるのかしら?それともまた延期とか?

まあ、それは置いといて、「帰る場所」です。

実はこちら、感想書こうにも主役カプがまだ成立途中なんですよねえ。
話のクライマックスである、とある感動的シーンのあと、本の左側にまだページがあったので、ここから恋愛が進展するのかと余裕こいてたら、いきなり作者さんのあとがきが出て来てびっくりしてしまいました。
え~?ここで終わりなの?
そりゃあ、続編の「隣に居るひと」がお盆明けには出るらしいとは知ってはいましたが、ここまでラブ要素が薄かったとは…。
続編出てから読めばよかったのかもしれないですが、椎崎さんの本久々だったから、すぐ読みたかったんですよね…。
あと、男手一つで忘れ形見を育ててるって設定にも弱いですし。


姉が遺した娘と喫茶店を守ることしか頭にない男と、店の前で行き倒れていた男のお話ですが、今の段階でのメインはあくまでも育ての叔父と姪でした。
モチロン、これはこれで読み応えありましたけどね。
あと、姪の父親の実家が大金持ちだとか、喫茶店の土地を狙った地上げ屋だとかいう設定にはちょっと時代を感じましたが、書かれたのが10年以上昔とのことなので、納得です。
でも文章力というかそういうのはデビュー作から変わらず椎崎さんらしいなあと思いました。

あと、気になってるのが、喫茶店のバイトの女の子の遠縁の梶山氏。
この方って「三十二番目の初恋」の梶山氏?(今、現物が見当たらなくて確認できないのですが)
ひょっとして続編にもそのままご出演なのかしら?
ちょっと楽しみです♪

本日の読書「三十二番目の初恋」(椎崎夕)

このブログを始めてから発売された椎崎夕さんの新刊は大体感想を書いていると思います。
一応好きな作家さんという理由から出来るだけ書くようにしてるんですが、その割にはぱっとしない感想ばかりのような気がしないでもないような(苦笑)

今度の新刊「三十二番目の初恋」も読みましたが、基本悪くはなかったのですが、でもこういう椎崎さんが読みたかったのかと言われると正直微妙…。
ただ、今現在私の趣味嗜好的コンディションがイマイチのため、盛り上がれなかった理由は作品よりも自分自身にあるかもしれません。

一緒に暮らしていた恋人から突然別れを告げられた挙げ句部屋から追い出され、しかも腕を折ってしまって住むところも仕事もない最悪の状態に陥ってしまった美容師の想は、怪我をした時居合わせた勤務医の梶山のもとに居候することになりますが…。


という、成り行きで同居を始めた2人が互いに思いを寄せ合うようになっていくお話です。
この設定自体は好みです。
好みなんですが、読んでてそんなに楽しくなかったんですよね…。
その理由はおそらくあまりにも感情を外に出さない梶山のクールぶりと、人がいいにも自分を過小評価するにも程がある!と言いたくなるような想の不幸体質にあるのではないかと思います。
無口でも無表情でもいいから、もう少し梶山の想への気持ちが溢れ出るような場面が読みたかったなあ。
想も決して卑屈ではないんですけど、あそこまで不幸である自分を受け入れなくてもいいと思う…。
と言うか、想の過去の男が最悪なのは分かるんですが、それを2人も出さないでください!
しかもその2人ともが、性格最悪なままある意味放置なんですよね…。
ある程度の社会的困難には見舞われそうですが、BLによくある勧善懲悪的展開を期待すると肩透かしをくらいます。
まあ、それが椎崎さんらしいと言えば言えなくもないんでしょうが、なんだか椎崎さんらしい作品ていうのを見失いつつある私には何とも消化不良な印象は否めませんでした。

う~ん、あまりよいことは書いてませんが、面白くなかった訳ではないですよ?
先にも書きましたが、自分のテンションが低いのは自覚がありますから。
また違う精神状態の時に読んだら違う印象を抱くかもしれませんが、とりあえず今の感想を書き留めてみました。

本日の読書「非保護者」(椎崎夕)

椎崎夕さんの作品の中では「年下の男」「弟の親友」「きみの背中を見ている」のようなちょっとひねたところのある受と年下の強引な攻のお話が特に好きです。
でも「好きといえない」や「あなたの声を聴きたい」みたいな、生活的に苦労している不幸な感じの未成年の受と保護者面しながらも結局は手を出す大人気ない攻の話もいいんですよねえ。
「親友と恋人と」「本当のことは言えない」は同級生だったけど、これも悪くなかったか。

…で、今回の「非保護者」ですが、まだ未成年の大学生とそのお目付役のお話なので「好きといえない」や「あなたの声を聴きたい」のような感じなのかと思いましたが少し印象が違いましたね。

庇護欲と恋愛感情と「相手は未成年」との間で揺れ動く攻と"この人を好きになってはいけない"と思い込んで離れようとする受というパターンは同じなのですが、会社社長の父親と有名なピアニストの母親との間に生まれた征は、左手を駄目にして好きなピアノの道を諦めたという不幸は抱えていても生活的には何の苦労もしていないですし、対する瀬尾もお目付役という立場以外にも征の怪我に負い目を感じていたりと、これまでのお話とはパワーバランスが逆というのもありますが、それ以前に受が感傷的に過ぎて感情移入がしづらかったからではないかと思います。

だから、ピアノ以外に打ち込めるものを見つけた時も、それをきっかけに瀬尾から離れる決意をした時も、「ふーん、それで?」って感じで、肝心の瀬尾と思いが通じ合う場面も取って付けた感が否めなかったです。
瀬尾の行動も統一感がないように思えましたし。

そういう訳でこの本は「優しい檻」や「名前のない関係」と同じく"もう読み返すことがないだろう椎崎作品"に分類されてしまったのでした。

タイトル的にすごく期待しすぎた反動なのかもしれませんが、ちょっと残念です。

本日の読書「本当のことは言えない」(椎崎夕)

ルチル文庫の前作「あなたの声が聴きたい」に出ていた向井晴臣が今回の主人公です。

前作では主人公に対してかなり辛辣な言葉をぶつけていましたが、それも彼と同じような淋しさを抱えていたからなんだな、と思わせるようなお話でした。

展開としてはよくある感じで、大学時代の同級生篠倉司と再会した向井はゲイである自分にこだわりなく接してくれる彼とその家族との存在に居心地の良さを感じていましたが、最悪の出来事が重なったある日八つ当たり気味に身体の関係を持ってしまいます。

それでも自分を避ける素振りを見せない篠倉の態度にまた友人として付き合えたらと考える向井に対して、篠倉は思いがけず距離を縮めて来ます。
しかしそれを素直に受け入れるには晴臣の過去はあまりにも重くて振り切れないし縛られてしまうのです。

本当は篠倉のことを好きだと認めてしまいたいのに物事を悪い方にばかり考えてしまい、挙げ句篠倉の前から姿を消してしまいます。
それでも最後には篠倉のストーカー張りの執着心が功を奏し互いを受け入れますが、そこに至るまでには向井の過去の過ちや痛み、家族との隔たりなどがこれでもかとばかりに語られ、それらを踏まえた上でなければ向井は前に進めなかったのかなあという感じでした。

向井のように自分の生き方を変えるには我が強く、かといって開き直って生きるには周囲の人々への気兼ねが捨てきれない人間は自分で思っているよりは弱い人間で、だからつい厳しい言葉で人を傷つけたりするんだよなあ、などとちょっと似たようなところのある私は思ったりもしてしまいました。

そういう強い部分と弱い部分の描き方に共感できることが多いのが繰り返し椎崎作品を読んでしまう理由なのかもしれないです。

あと、篠倉の大学講師らしい思考と弁論はなかなか面白かったです。
その彼の視点で語られる後日談「未来完了形」は静かな中にも彼の愛情と決意がにじみ出ていてよかったです。
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