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本日の読書「穢れた純愛」(華藤えれな)

鎌倉が舞台で、主人公が香道家というお膳立てに惹かれて読んでみた華藤えれなさんの「穢れた純愛」ですが、期待したほどには楽しめなかったです…。
というか、エロが濃すぎた(笑)

最近あまりBL読む気がしなくて更新サボりまくってたんですが、久々に読むには、主人公倫生の性格が重すぎたみたいです。あと、相手がヤクザ(しかもテンプレ)っていう設定も嬉しくなかったし。
ストレートに家元との許されない恋に悩む家元候補でよかったんだけどな~(笑)
無理に幼馴染みをヤクザにしなくてもさ←元も子もない発言。

ともあれ、こういう暗い作品はタイミング次第ではすごくハマることもあるのですが、今回、敢えて個人的好みを言わせていただければ、せっかく香道をモチーフにするのであれば、くどいエロシーンが続くよりは、そこはかとないエロスが漂うくらいがよかったのではないかと思うんですけどねえ…。
でも、あとがきによると、作者様的にはもっとねちっこくしたかったそうですので、もともと香りをイメージするところが違っているのかもしれないです。

とまあ、いまいちパッとしない感想となりましたが、そういえば私の書く華藤さんの感想って毎回こんな感じなような気がしないでもないです(笑)
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本日の読書「スレイヴァーズグレイス」(華藤えれな)

…このシリーズの感動的な最終巻を読みながら、何度私は呟いたことでしょう。

――このひとたちへん。

自分の感情を表現することに臆病すぎた冴木と柊一の2人は、これまでたっぷり4巻分も読む側を焦らしてくれていましたが、それがようやく今回の柊一の奇跡の生還の後では素直な気持ちを口にしてくれるようになったのはいいんですが、どうも会話の方向性が間違ってるような気がしたのは私だけでしょうか…?

冴木の心を勘違いしたくないからって、自分の体の中で好きな部分を尋ねる柊一って…。
そしてそれに嬉々として詳細に答える冴木って…。

それ以前に2人の会話って本当に噛み合ってました…?

全ての問題が片付き迎えたラストで、柊一は冴木に愛を告げると同時に対等な存在でありたいと求めますが、それもちょっと違うような。
だって冴木の望みはあくまでも柊一に仕えることなんですもの。
自分の気持ちに素直になった冴木って下僕根性丸出しで、ああこれが彼の本質なのね、という感じでしたし。
対する柊一も敢えて「対等」と口に出すあたりがやはり上から目線で。

ま、どうやってもお似合いな2人ではあるんですけど。


しかしつくづく残念だったのは「ジイ」の出番が欠片もなかったことです。
それでも完結記念小冊子とやらに一縷の望みを捨てきれないでいる私なんですが、友人Yはちゃんと申し込んでいてくれるのかしら――?

本日の読書「マスカレード」(華藤えれな)

以前「上海夜啼鳥」 で華藤さんの作品をクラシック音楽に例えて「小綺麗にまとまりすぎてて感情的に盛り上がらない」と書いたのですが、今回「マスカレード」を読んでその認識に若干のズレがあったことに気がつきました。

クラシックはクラシックでもどこか際どい…そう、例えるなら元エ○クスのヨシキが作る曲のような、パッと見すごく麗しいんだけど、でもちょっと変…じゃない?という感じがしたのです。

日本の大学で派閥争いに巻き込まれ何もかも失った美貌の経済学者が逃げるようにして訪れた南仏で謎の大金持ち「侯爵」と出会い、素顔を隠しながら愛を交わすことで自己を解放していきながら、一方で勤務先の大学の学生リュシアンにも惹かれて気持ちが揺れて…というお話です。

今、主人公の名前を確認して笑いました。淑貴(よしき)でした。

それはさておき、最初から最後まで、これはちょっとあり得ないだろう、というツッコミ所満載の1冊でした。
日本での失脚も、侯爵とリュシアンとの間で思い悩む事態も、もう少し淑貴がしっかりしていればノープロブレムだったのではないかと。

でも、そんな無理のある展開でも、薔薇の香りに酔わせるように読ませてしまう華藤さんの力業に脱帽です。

無意味に気前のよい侯爵の口説き文句やリュシアンのストレートな甘い言葉、そして淑貴の全てに対して真面目すぎる反応はなど妙におかしくて笑える箇所も多いはずなんですが、華藤さんがこれでもかと繰り広げるロマンス攻撃に目を奪われてしまって、気がつくとなんとなく読了してしまっていた…ような気がします。

もっと単純に「トンデモ」様として華藤さんの作品を読んだ方がスッキリと楽しいのではないかな、と思えるのです。

実際「恋愛派閥」はそう捉えている方も多いみたいですし、「花の檻」とかもそういう香りがかなり濃厚です。
完結編が出たばかりですごく売れている「スレイヴァーズ」シリーズも、結構ボーダーラインのような…。

こんなことを書くと、友人Yを始め多くの華藤さんファンのご不興をかってしまうかもしれませんが、でも自分的には華藤さんの可能性が広がって楽しい発見だったので、お許しくださいまし。

本日の読書「上海夜啼鳥」(華藤えれな)

先日のかーげーべーがまだ尾を引いているのか、ロシア繋がりで読んでみました。
と言っても革命直後の逃亡貴族の少年と日本人建築家のお話で上海が舞台となっております。

革命で父を殺され母と2人上海に逃げてきた小鈴(通り名です)は母を目の前で失ったショックで言葉を失います。
借金の返済のため男娼となった彼はそこに客として訪れた日本人相馬に身請けされ上海滞在中の身の回りの世話をすることになります。
相馬の不器用な優しさに触れ彼を愛するようになった小鈴はもといた娼館の主の李から相馬の書く設計図を盗み出すよう指示されますが、彼を裏切るよりは自らの命を断とうと阿片に手を付けますが…。

という如何にもな展開のお話です。

いえ、それが悪いというわけではないですよ?大変面白く読めましたし雰囲気もよかったです。

ただ、ここからは完全に私個人の嗜好となってしまうのですが、華藤さんの作品はどれも小綺麗にまとまりすぎてて、あまり感情的に盛り上がらないのですね。

非常に個人的な例えで恐縮ですがクラシック音楽よりも、少々音程が不安定だろうがハードロックの方を好んで聴いてしまうようなものかと思います。

友人Yがまとめて貸してくれたおかげで、これまで「シナプスの柩」「スレイヴァーズシリーズ」「恋愛派閥」「花隠れ」「花の檻」「サウダージ」と読んできましたが、どれもそこそこ面白いとは思うものの、イマイチ気分が盛り上がらないのは、そんな理由なのかなあ、なんて思ったりしています。

とは言えまだ読んでいない作品もあるので、その中にすっごく好み!っていうのがないとも限らないので、それを楽しみにこれからも読んでいこうと思います。

とりあえずはスレイヴァーズシリーズの完結編でのジイの活躍を期待するものです。

本日の読書「スレイヴァーズシリーズ」(華藤えれな)

友人が華藤えれなさんをまとめて貸してくれました。

その中でもこの「スレイヴァーズシリーズ」は雪舟薫さんのイラストも麗しく以前から気になっていたものです。

多分「奴隷」という言葉がひっかかって購入しなかったんだと思いますが、読んでみれば、下剋上とはいえ主君への愛情ゆえのことでしたし、奴隷扱いもそんなにというか全然ひどいものではなくて読みやすかったです。

倉橋物産の社長令息柊一は父の死後使用人の息子だった冴木に会社を奪われて、更にはこれまで通りの家族の生活を保障する代わりに奴隷となることを強要されてしまいます。
最初は冴木を憎んだ柊一ですが、仕事と生活を共にしていくうちに段々と冴木に惹かれていき…というお話です。

会社の乗っ取りや奴隷云々については全て冴木の狂おしいほどの柊一への愛情から始まっているのですが、これに会社の後継者争いと柊一の天然記念物並みの鈍さが絡んでなかなか2人の気持ちが通じ合わず、やきもきさせられてしまいます。

そんな2人の結末も勿論気になりますが、それ以上に気になる人物がいます。

「ジイ」です。

うかつにも「スレイヴァーズキス」では彼の存在をスルーしていたのですが、「スレイヴァーズラヴァ」の冒頭、華奢な柊一を冴木が持ち上げている様子を見たジイが手に持っていたグラスを取り落としたシーンから彼が出てくる度に「ジイ…!」と呟かずにはいられませんでした。

そんな彼の魅力が満載なのが「スレイヴァーズヌード」です。

柊一が冴木にお礼として用意していたのに渡しそびれていたネクタイを勝手に渡してしまったジイ。

柊一へのクリスマスプレゼントには入浴用のローズオイルと石鹸のセットを贈るジイ。

中三以降のアルバムが見たいといった柊一に赤ん坊の頃からの(おそらくは丹誠込めた彼の労作であろう)何十冊ものアルバムを運んでくるジイ。

どの彼も柊一への愛情に溢れていて素敵です。

とは言うものの彼の第一の忠誠と愛情は柊一の母に捧げられていて、京都の実家から彼女の結婚とともに付いてきたほどです。
本当は柊一と冴木の関係も薄々気付いていて苦々しく思っているのかもしれませんが、彼女を心配させたくなくて全て自分の胸にしまい込んでいるんじゃないか…なんて勝手な想像すら掻き立ててくれます。

スレイヴァーズシリーズは現在4冊出ていて、次で完結予定とのことですが、その際には是非とも婿養子のような冴木を姑のように厳しく指導するジイの話を書き下ろしてくれないかなあ、というのが私の儚い希望です。(まあ無理でしょうけど)
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