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本日の読書「華火咲いた!」(剛しいら)

剛しいらさんは面白いなあ…。

恐ろしく多作な方なので全て読破しようなんて野望は持ち合わせていませんが、それでも読む度に感心するくらいのレベルを保ち続けてるってすごいと思います。
しかも剛さんが描くいなせな男ってのがまた格好いいんだな。
「花扇」に出て来た初助師匠の恋人もいい男でしたが、今回もいーい男がいましたよ♪

浅草が舞台の花火屋の息子・星次郎と染物屋の若旦那・染矢の幼なじみラブです。
これに隅田川の花火大会を狙うテロ計画と、それを阻止しようとする星次郎の兄で今はヤクザの貴一、そしてテロ組織を追う警視庁の刑事の片桐とが絡んできて、まあ色々あるわけです。

で、貴一です。
訳ありでヤクザとなってからは浅草の街とは関わらないようにしてきたのに、テロ組織から狙われていると知るや、命かけて花火大会と浅草を守ろうとしています。
んでもって、昔の恋人である染矢に対して、自分から離れるようなことをしておきながら、しかし背中に"鯉(恋)"の刺青を入れるくらいに思いを残してるのが、なんとも哀しくてでも男気とやせ我慢とが感じられてカッコ良かったなあ…。
ノーマルなはずの刑事の片桐が惚れてしまうのも納得ですよ。

兄弟どちらかの恋愛に絞ったほうが良かったのでは?と思わないではないですが、まあ面白かったのでよしとします。

浅草に花火大会を見に行ってジャパニーズ・ビキニブリーフが買いたくなるお話でした(笑)
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本日の読書「雪の記憶」( 剛しいら)

精神科医で臨床心理士如月先生とその年下の恋人佐々木くんのシリーズの4冊目です。
「水」「炎」「緑」ときて、今回は「雪」の記憶でした。
んでもって、これまでのシリーズの中では一番面白かったような。

これはおそらく、あまり主役カップルの恋愛的展開に期待せずに、シンプルに雪の中で記憶を失った少年「雪生」のお話として楽しめたからだと思います。
個人的好みですが、このシリーズは如月先生と佐々木くんのえっちシーンはなくてもいいです。微妙な雰囲気で同居中でもいいような。
もっといえばBLというカテゴライズでなければ、もっと多くの人に読んでもらいたいくらい質のよい物語でもあります。

旅先で助けた少年雪生と治療の関係上一緒に暮らすことになった如月先生と佐々木くん。どこか普通の少年とは異なる生活を送ってきたような印象の雪生ですが、治療の甲斐もあってか徐々に記憶を取り戻していきます。そんなある日不審な男が現れ、それを見た雪生は完全に記憶を取り戻しますが…というお話です。

記憶関係の話は下手すると強引な展開になりがちなのに、そんなことは全然なくて、思春期の少年の不安定な姿とそれを見守る如月先生と佐々木くんの愛情とがいいバランスで描いてあったと思います。

雪生の失われていた記憶は決して楽しいものばかりではなかったのですが、それでも全てを受け入れて前を向いて生きていこうとする彼の姿勢には好感がもてました。
最終的に如月先生と佐々木くんと雪生とが選んだ手段もシンプルによかったなあ~と思えましたし。

なんだか、これからの方が面白いような気もするのですが、シリーズはこれで終わりなのかしら?続いてくれたら嬉しいなあ…。

あと、この本は小冊子目当てで友人Yに購入してもらっていたので、如月先生のご両親が登場する番外編も読みました。
お鍋に生麩が入ってるだけで幸せそうな顔をする母と息子の様子が何ともおかしかったです♪

本日の読書「座布団」「花扇」「枕」(剛しいら)

ずっと以前に「花扇」だけ手に入れて読んでいた剛しいらさんの傑作との呼び名も高い落語家シリーズ。
前作の「座布団」が絶版でなかなか見つけられずにいたのを、ようやく先日の夏コミで同人誌として発行されていたものと、そのまた続編が新刊として出ていましたので喜んで購入してまいりました。
同人誌版だと山田ユギさんのイラストが拝めないのが残念ですが、それでも気になっていたシリーズが一気に読めるのは有り難いことです。

人気落語家山九亭感謝こと森野要と、師匠の山九亭初助のお話です。
ジュネ掲載作品なので当然男性同士の恋愛も出て来ますが、この2人はあくまでも師弟関係です。ただ魔性の男・初助師匠が摘み食いしたかつての一番弟子寒也が要のダーリンになってしまうので、このあたりにちょっと愛憎関係が絡んではくるんですけどね。

現在進行形ではなく、師匠亡き後過去を懐かしむ…といった形で要の若き頃の修行話が名作落語と共に語られていますが、このお話のメインは要から見た初助師匠の生き様にあるようです。
昭和の時代に芸事に生きた男の姿みたいなものが、題材が落語なだけに重くなりすぎず、粋に、それでいて人情味たっぷりに描かれていて、すごく面白かったです。
こういうのは、さすが剛しいらさんだなあ…という感じでした。

あと師匠の思い人である任侠の方がイナセでカッコいいこと!
「間違っても俺になんか惚れるな」なんて台詞が似合う男は、そうざらにはいないですよ。

落語は今のところ見に行く予定はありませんが、実は来月観に行くお芝居は落語が原作なんですよね。
「怪談牡丹燈籠」(by花組芝居)。
さすがに大ネタだからなのか、それともある程度は知られている話だからなのか「花扇」でもタイトルしか出てなかったです。完全通しだと5時間はかかるそうな。そんな大作落語もあったとは全然知りませんでした。
やはり日本の古典芸能は奥が深いです。
でも、そんな世界を気楽に味わえるのもBLならではかもしれないですね。

本日の読書「相棒」(剛しいら)

えー、これは某テレ○系ドラマ「相棒」の感想でも、そのノベライズ本の感想でもありません。
れっきとした(?)BL本の感想です。
でも購入した理由は、勿論タイトルと刑事物という設定にあるんですけどね(^^;)

1999年夏、さいたま新都心建設当時に起きた少年ばかりを狙った殺人事件を捜査する新人刑事・天羽と、ちょっとスタンドプレー系の刑事・川崎のお話ですが、事件に関係する少年・歩の視点も交えながら語られています。

以前「シンクロハート」を読んだ時にも感じたことなんですが、剛しいらさんの描く犯罪は下手なミステリ作家が描くそれよりもよほど説得力があるのではないかなと。
これは犯罪の動機を描くということは人間の心理を描くということでもあるので、それだけ人物描写がしっかりしている作家さんということなのかもしれないですね。

でも、だからと言ってミステリとして読むには若干無理があると言うか。
あくまでもBLというスタンスで男同士の恋愛を描かれているので、それも当然と言えば当然だし、その方が私的には好ましいです。

タイトル買いだったので全然期待せずに読んだのがよかったのか、結構面白かったです。
川崎が33歳にしてはちょっとオヤジくさい感じでしたが。
でもそれが思春期の不安定な気持ちをビルの壁にスプレーで絵を描くことで発散している歩の姿と好対照になってよかったですけどね。

実はコレ、新刊書店で買ったにしてはあまり本の状態はよろしくないです。
実際ドラマもまだ1作しか放映されていなかった2001年の発行ですから、かなり古い本ではあるんですよね。
今までも本屋さんで見掛けたことなかったですから、おそらく倉庫の片隅に埋もれていたのが最近の「相棒」ブームで発掘されたのかなあ?なんて思ったりして。
でもたまたま買えてラッキーだったです。
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