スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

本日の読書「恋で花実は咲くのです」(久我有加)

芸人シリーズ第四弾…。

「何でやねん!」に「月も星もない」に、他に何かあったっけ…?
ああ、そう言えば何か食堂絡みの話があったような…。

まあ、いいや。
久我有加さんの最新作「恋で花実は咲くのです」。
発売時期に合わせた紅葉が美しい草間さかえさんのイラストが嬉しい1冊でございました♪

夢破れた元芸人と元マネージャーのお話です。

現役当時もお互いほのかな恋心を抱いていましたが、形にならないうちに元芸人の方が引退を決意し、郷里に帰ってしまいます。
それから三年後。
元芸人の才能と彼への恋心を諦めきれない元マネージャーは、新しい劇場の座付き作家になってほしいとの話を携えて、元芸人が働く温泉街へとやってきて…。
まあ、色々あってくっつく訳ですね。

細かな突っ込みどころはいくつかあれど、やっぱり久我さんの芸人ものは面白いです。

特に会話やモノローグのテンポがよいのですな。

今回も主人公が元お笑いコンビのツッコミの方とあって、恋人の仕事以外での天然ボケぶりに会話でも内心でも容赦なくツッコんでるのが最高です(笑)

初えっちの後も変に甘えたりせずに、うっとおしいまでに世話焼きたがる男に対して、やかましい!と一喝してしまう男前っぷりもまたよいし。

久我さんの本には、付き合い出した2人のその後を描いた後日談が大体書き下ろしでついているのですが、この芸人シリーズの場合、新作自体が前の作品の後日談になってるみたいなところがあって、それもまた楽しみのひとつです。

高校在学時にコンビ結成してた「何でやねん!」のバンデージの土屋と相川も、いつの間にか40代半ばの大御所みたいになってて、それなのにまだまだラブラブな様子が窺えて、思わずほっこりしてしまいます。

久我さんの世界では、お笑いブームが去ってしまっていたので、芸人シリーズも終わりなのかなあ、と思わないでもなかったのですが、今作で少しだけお笑い復活の兆しみたいな感じが描かれていたので、ひょっとしたらまた新作が読めるのかもと期待しています。
スポンサーサイト

本日の読書「普通ぐらいに愛してる」(久我有加)

なんか、お久しぶりのような気がする久我有加さんの感想。

暑さのせいか、めっきりBLに対する読書意欲が減退してますが、これは買ってすぐに読んじゃいました。

タイトル通りに「普通」なお話で、取り立ててここがいい!と語るようなタイプのお話ではなかったのですが、その分、久我さんらしいオトコマエな受を存分に味わえた作品でございました。
やっぱり私は久我さんの男前受が好き…。

イベント代行会社に勤める南は、高校時代に散々自分を口説いてきておきながら、卒業後にあっさりと姿を消した北條と、仕事を通して再会します。
再び昔と変わらない口調で「好きや~」と言い寄ってくる北條の真意が分からずイラつく南。
そして「おまえの本気を行動で示せ」と言う南に、北條の怒涛のラブアタック(半死語)を仕掛けてきますが―?

ってなお話です。
今回は攻だけが関西弁だったけど、久我さんの書く関西弁は読みやすくてホント好き。
間延びした北條の関西弁と、ハキハキした南の物言いがボケとツッコミみたいで楽しかったです。

北條もただボケてるだけじゃなくそれなりに腹黒さも発揮して南を籠絡(?)してくるんですが、一旦、北條を好き!と認識した南は、そんなところも(何だかんだと言いつつ)受け入れてあげてるところがオトコマエで~。

そんな南のオトコマエぶりを読む度につい顔がにやけてしまってました。
そう、久我さんの描く男前受はカワイイのだ。

むやみと凝った設定で、やたらと受がヤバい目に遭ったりするこってり系も悪くはないけど、いかにもその辺にいそうなカップルがいちゃこらするだけの、あっさりした作品があってこそだよなあ…。

と、思わせてくれた久我さんの新刊なのでした。
BL読書もバランスが必要なのです(笑)

本日の読書「不実な男」(久我有加)

買ってすぐに読み終えてはいたものの、何となく印象が薄くて感想を後回しにしてました。
イラストが富士山ひょうたさんというのも影響してたかもしれません。(一応好きな作家さんではありますが、挿し絵だとぼんやりとした印象しかないんですよね)

誰とも恋愛できない、と思い込んでいる公務員・伸彦と、彼に一目惚れした劇団員・禄朗のお話です。

プロポーズするつもりだった彼女に「私のこと好きちゃうやろ」と指摘され振られてしまった伸彦は、
――やはり自分は恋愛的には誰も好きになれない、恋愛が出来ない男なんだ。
と思い込み、禄朗から好きと言われてもそれを理由に断ったりしています。

これまで誰に対しても恋愛的に能動的になれなかったからと言って自分の恋愛能力を否定するくらい思考が飛躍するのなら、禄朗から告白された時に「自分は男性の方が上手くいくのかもしれない」と思考の幅を広げて欲しかったです。(って、そうするとこのお話は成り立たないんですが)

どうも伸彦が抱える悩みが恋愛的にも人間的にも贅沢に思えて感情移入できなかったですね。これくらいで欠陥人間だと思うんだったら、私なんて人間失格だという(爆)

まあ、そういう悩みは"友人"として付き合い始めた禄朗が少しずつ解決してあげて、最終的にはラブラブになるんですが、何分気持ち的に伸彦を突き放した状態で読んでいるので、あまりボーイズの醍醐味であるドキドキ感は味わえず仕舞でした。禄朗もそんなに魅力的には思えなかったし。
ていうか、そんな伸彦の性格を禄朗のように面白がる余裕がある人はすごく楽しめるお話なんじゃないかなと思います。(スイマセン、人間的に器が小さくて)

ただ派手な展開はないけれども穏やかな日常の中で静かに関係を育んでいくお話は久我さんらしくてよかったと思います。

本日の読書「どっちにしても俺のもの」(久我有加)

夏目イサクさんのイラスト本の感想を続けて。

久我有加さんの「どっちにしても俺のもの」です。

千葉から関西の大学に進んだ主人公本間がなかなか言葉やノリの違いに馴染めないでいる…というところからお話が始まっています。

そういえば私も関西に住んでいた頃は、東京弁や横浜弁を話す男子に妙に抵抗感があったなあと思い出したり。
出身が九州で関西には10年たらずしかいなかったエセ関西人のくせに、そのあたりだけ変に地元民感覚でしたね。
関西出るとそんな抵抗感は微塵もなくなったんですが、これって何だったんでしょう?

そんな自分の感慨はさておき、関西文化圏に戸惑う本間をナビゲートしてくれたのが顔も人当たりもいい金持ちのボン瀬良でした。
瀬良もまあ下心満載であれこれ本間に親切にした訳なんですが、見事本間はこの作戦(?)と瀬良の色香にひっかかり2人はくっつくわけです。

最初はこの瀬良の世慣れた感じの襲い受ぶりがあまり好きではなかったのですが、後々、これも彼の哀しい恋愛経験からくる自己防衛手段だと分かると何だかいじらしくも思えたり。

書き下ろしは最近恒例となりつつある、付き合い始めた二人の数年後・・・のお話でした。
就職して6年後ってことは10年続いたわけですね。スゴイ!
そして同居を始めようとする2人の会話を読みながら何気なく「本間の家族も関西に行きっぱなしの息子に理解あるなあ・・・」と思って気づいたのですが、久我さんの作品って家族の印象が薄いですよね。
全く出てこないわけではないんですけど、2人の関係をどうこうってパターンは「何でやねん」の土屋の妹くらいしか記憶にないです。と言ってもまだすべての作品を読んだわけではないので断言はできないんですけども。

今回の瀬良も関西出身なのに一人暮らしをしているのを本間が疑問に思ったり、就職先を2人して祖父の会社に決めたりしている割には家族が全然出てなくて、これがちょっと不思議というか消化不良な感じでした。

で、ここからは勝手な希望なんですが、いつか久我さんが関西の「おかん」とガチンコで親子対決してくれるカップルを書いてくれないかなあ、と。BLファンタジーにはちょっと生々しいかもしれない母親との対決ですが、これが関西弁だとちょっと違うニュアンスで楽しめそうな気がするんですが、どうかなあ?

本日の読書「春の声」「スピードをあげろ」(久賀有加)

特に「本日のお買い物」として書いてはいませんが、今週買った本は古本6冊を含めると18冊になります。当然部屋には本が散乱しています。出掛ける予定もキャンセルになったことだし、頑張って週末に消化します…。

ということで早速読んだのはこの2冊。
「春の声」と「スピードをあげろ」。久我有加さんのデビュー作とそのリンク作です。

「春の声」はビール会社の営業でコンビを組む篤也と浩明のお話です。
生粋の大阪人である篤也は社内派閥のゴタゴタで東京に異動させられてからは言葉と環境の違いで鬱屈した日々を送っています。一緒に組んで営業に回っている幹部候補生の浩明の標準語や、その何か訴えてくるような視線にも苛立ちは募るばかりです。そんな中出会った営業先の居酒屋のオーナー多田が関西弁を武器に篤也に近づいてきて、それをきっかけに2人の関係も変わり始めて…というお話です。

あとがきでも書いておられますが、この篤也、久我さん描くところのオトコマエ受の原型みたいですね。ただデビュー作というのもあって物語全体が少しぎこちなく、また何より久我さんのオトコマエ受の最高峰である「何でやねん」の相川を既に読んでしまっている人間としては少々物足りない感じは否めませんでした。浩明も年下ワンコと呼ぶにはなんか中途半端な印象でしたね。

そして「スピードをあげろ」、こちらは大阪にも店を出した多田と、そこに修行にきた大学生裕志のお話です。

年の差ものに思い入れはないので特に期待せずに読んだのですが、いつの間にか「ガキっぽい受もいいのう…」と思うくらいすっかり裕志の魅力にやられてしまっていました。
この場合の「ガキっぽい」というのは勿論褒め言葉で、青年実業家である多田が好きな裕志は少しでも彼に追い付きたい、認められたいと頑張ってるのですが、それでもどうしても子どもっぽさが抜けなくて、本人もそれを気にしてて、そこがまた可愛らしいのです。意地っ張りな性格なので多田に対しても生意気な言葉や我が儘をぶつけたりするのですが、これが関西弁だと全然嫌みじゃないんですね。むしろキツい感じの物言いだからこそ小気味良い。同じことを標準語で言ったとしたら「コイツ何様やねん」とかツッコミたくなるような台詞でも、「コイツにはかなんなー」みたいな感じで許せてしまいます。

一番裕志の「ガキっぽさ」を表現してるなーと思ったのが次の文。

これから一刻も早く、多田を本気にさせなくてはならないのだ。容易く手懐けられてはたまらない。

自分の方から好きになった多田に「本気の手前」くらいに好きと言われて抱かれて、それでメロメロになるくらい嬉しいんだけど、でもこれからが勝負や!という前向きで強気な姿勢。
…なんてカッコエエんでしょう。やはり裕志も立派なオトコマエ受です。

久我さんの関西弁ものでは圧倒的に「何でやねん」が好きなんですが、この「スピードをあげろ」もかなり気に入りました。

関西弁に癒やしを求める私は、これまで久我さんの作品はあえて一気に買わずにゆっくり揃えてきたんですが、最近本屋で新刊以外を見かける機会が減ってきたので早めに買っておかないとヤバいかもしれません。BLは売切御免でなかなか再版してくれないので絶版になるのも早いですしね…。
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
FC2カウンター
プロフィール

かりんこ

Author:かりんこ

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
RSSリンクの表示
検索フォーム
リンク
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。