スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

本日の読書「指先で辿る恋」(義月粧子)

つい、また、うっかりと、義月粧子さんの新刊買ってしまいましたよ…。
イラストの藤井咲耶さんも特に好きという訳ではないのに…。

まあ、いいか。せっかくなので感想いきます。
ただし激辛ですのでご注意ください。

製薬会社の治験モニター(受)と脳神経外科医(攻)のお話です。
こういう組合せ、結構見かけますよね。そして手先が器用な医者が大体において攻なんだな。

で、この主役カップルですが、最初からセフレとして付き合っていますが、そのきっかけは「何となく」としか書いてありません。
何となく、取引先の病院の医師と付き合えるものなんでしょうか?ゲイバーで出会って職場で再会とかならまだしも。
ちょっとコレは不親切ではないかなと。

それと、細切れに受の片思いの相手の小児科医の医療訴訟だとか受の姉のストーカー事件なんかが起こったりする割にはあまり読み応えのある内容には思えませんでした。
というのも短い会話文の多用で妙に軽く早く読めてしまったからなんです。

確かに義月作品は軽妙な会話が特徴ではありますが、今回のは特に軽すぎやしませんか?
実物見れば分かりますが、紙面結構余白多いですよ?

話が面白くなかったとか、好みじゃなかったなんていうのは色んな本を買えば当然行き当たる事態なので、悲しいけれど諦めがつきますが、ページ稼ぎを疑ってしまうような作品に当たるとさすがにちょっとムカつきます。

しかもこれノベルスだから定価857円+税もするんですよ。

もうちょっと値段に見合う内容の作品が読みたかったというのが正直な感想です。

あああ、やはり昔の作品の方買えばよかった…。
スポンサーサイト

本日の読書「グリーンカラー」(義月粧子)

最近の新刊はよく分からない設定みたいで敬遠していたし、このまま読まなくなってしまうのかなあ、と思っていた義月粧子さん。

ふと目について手に取ったらイラストが雪舟薫さんということで即購入しました「グリーンカラー」。古い作品ですが何故かジ○ンク堂の片隅に並んでいました。

雪舟さんは特に意識して集めている訳ではないですが、それでもこれまで読んだ中ではダントツでハズレ本の少ないイラストレーターさんだと思います。

「月と茉莉花」「FRESH&BLOOD」「スレイヴァーズシリーズ」…。
義月さんの作品の中でも「契約不履行」と「アリバイ」は面白かったですしね。

そんな訳で読んでみました「グリーンカラー」ですが。

やはり少々読みにくい文章ではあったのですが、私的にはこれはアリでした。

これまで読んできた傾向から義月さんの作品にはあまり性格のよろしいカップルはいないらしいことは重々承知しております。しかもその性格の悪さが非常に微妙なライン上にあって、だからこそ感情的に引っかかってあまり好きになれないお話が結構あったりもした訳ですが。

今回の受である皓己は何でも出来る反面身勝手な振る舞いで、イヤミな男といえないこともないのですが、こういう割り切った物言いの人は私は好きなので問題なし。
それよりも途中までは何とも思わなかったのですが攻の秀俊の自己中心的言動に苛つかされました。

秀俊は学生時代から片思いしていた友人・透の兄で職場の一応上司にあたる皓己と、自分の気持ちを透に隠しておくための交換条件として付き合うようになります。で、勿論バレて秀俊はそれを皓己のせいだと思い彼にひどいことを言ってしまう…。
ここまではよくある展開です。
そしてそれが誤解と知り、皓己に許しを乞いよりを戻します。
これもお約束です。
ただ、ここから2人の関係が若干迷走し始めるのですね。

秀俊は皓己に愛してると告げたものの、自分のどういう言動が彼を傷つけていたのかを自覚出来ていません。
自分では諦めているつもりでも、まだ皓己よりも透を優先してしまっていたのです。
そして皓己の方も実はかつて愛した人を亡くした過去があり、それを完全に吹っ切ることはできないでいます。

つまり、それぞれが胸に違う人への思慕を抱えながらも、恋人として自分が最優先されないことに不満と嫉妬を感じている状態になるのです。

相手を許したかと思えばささいなことでまた仲違いしたりとなかなか落ち着かないので、すぐにエッチになだれ込むから会話が足りないんだよ!と突っ込みを入れたくなりますが、それでも最終的には無事収まるところに収まった…のかなあ?なんかいつまでも揉めてそうな2人ではありますが。

コロコロ主語が入れ替わるので時々誰の台詞だか感情だかこんぐらがる時もありますが、歯に衣きせぬ軽快な会話は読んでいて楽しかったです。
こーゆー義月作品は割と好きなのです。

まだいくつか雪舟さんのイラスト本があるみたいなので、それは読んでみたいかな。

本日の読書「まちがいねえな」(義月粧子)

高井戸あけみさんのイラストということで即買いしたこの1冊。

気になって検索かけてみたんですが、高井戸さんのイラストってこれだけなのかしら?
マンガの方が勿論好きですが、小説のイラストもキャラクターに合ってていい感じだったので、もっと他にあってもいいような気がしたんですが…。

さて感想です。

愛する男のために尽くす一応「けなげな」男の物語です。

尽くされる側は他人に言われるまでそのことに気付きません。
言われてようやく「あんたの無償の愛に報いたい」とか言って指輪贈って、尽くした側はそれをすんなり受け入れて、恋人同士になったりします。

読んでる時には気にならなかったんですが、なんだか嫌な話ですよ?これ。

未練タラタラな男に自分の存在を隠してその夢の手助けをするのって、一見それこそ「日陰者の無償の愛」みたいですが、これって傲慢な自己満足に過ぎないのではないかしら?

意識するしないに関わらず、ちょっと上から相手を見ている感じがしますし、自分からは言い出さなくても気付いて欲しい気持ちがあるに決まってますし。
だからこそ、恋人になったというのに、自分以上に親しげな後輩の存在に苛立ったりする訳で。

一方尽くされる側の男も不運な事故により足を痛めサッカー選手の夢を諦めるという挫折を味わってはいますが、基本的に愛される立場にしか立ったことがない、ある意味一番自分にとって都合のいい人間を恋人に選んだかのような傲慢様です。

傲慢×傲慢?

でも、だからと言って嫌なカップルではないんですよ。そこが不思議なんですが。

不思議と言えば、義月さんの文章もそんな感じですね。

視点がコロコロ変わって決して読みやすい訳ではないし、特に今回のはセンテンスも短くてまるで書き殴ったかのような印象さえ受けましたが、それでも何故か一気に読めてしまえるんですよね。

人物描写にクセがあるので、この話がいい!っていうのはあまりないんですけど、逆にハズレもない作家さんのような気がします。

本日の読書「アリバイ」(義月粧子)

先日読んだ「溺れる彼の恋心」のリンク作というか本編というか、ともかく最後の方にちらりと出ていた佑季の女王様ぶりが読んでみたくて買ってみました。
雪舟薫さんのイラストが美しくてこれだけでも元が取れた感じです。

「溺れる…」の方では、ちゃんとカップルになった上で亨が佑季に振り回されてる感じでしたが、最初に2人が出会った時、佑季は亨の従兄の君春の愛人でした。

一目で佑季の色香にやられてしまった亨は直球勝負で佑季にアプローチしますが、傲慢で自分勝手な君春との関係をやめられない佑季は亨と付き合ってはくれますが何かと君春の方を優先してしまいます。
それでも若さとストレートな愛情表現で押しまくり佑季も本気で亨と付き合ってくれるようになります。

その後恋人同士になったとはいえ、オトナで自分のやり方で恋愛関係を維持したい佑季に対し、まだコドモでそれを納得出来ない亨は、バイト先の一哉と二股をかけたあげくバイク事故を起こして佑季に別れを告げられてしまいますが何とか気持ちを通じ合わせてよりを戻してもらってメデタシメデタシとなったようです。

この作品ではやはり佑季のキャラクターがよかったです。
美人で誰とでも寝るけれど自分のルールは守っていて、プライドもすっごく高いんだけれど好きな相手には結局弱い、みたいな。
更には食べ物を調達するためには昔関係のあった男でも平気で部屋に入れたり、その部屋もあまり掃除がされてなくて家具もそんなにこだわりがないところもなんかイイです。
自分で出来ることとやりたいことを分かってて我が儘に振る舞うヒトは魅力的なんだなあと思いました。

対する亨は何か中途半端でしたね。
それも若くて未完成だから、と言えるのかもしれませんが、佑季をつなぎ止めるためにはもっといい男になってね、って感じでした。

「溺れる…」の方で説明不足だったことは、こちらを読めばよく分かりましたが、これほど内容がリンクしている場合はやはりシリーズ物だというのを裏表紙のあらすじに明記してほしかったなあ、と改めて思いました。
2000年発行の続編を2007年に出すのはちょっと間隔開きすぎだと思うんですけど。
それともそれだけ読者の要望が強かったのでしょうか?(その辺全然分からなくて申し訳ないですが)

本日の読書「溺れる彼の恋心」(義月粧子)

日、月と社員旅行に出掛けて来ました。

半強制的にBLから切り離された環境はそれなりに充実したものでしたが、帰宅するなり円陣さんのマンガを読んで一気に体内BL濃度を上げてしまったので、どれだけリフレッシュ効果があったのかは定かではありません(笑)

さて円陣さんの感想はもう少し余裕が戻ってから書くことにして、今日は義月粧子さんの新刊の感想です。

先日読んだ「契約不履行」がなかなかだったので他の義月さんの作品も読みたいなあと物色していたところ、ちょうど新刊が出たのでこれでいいかな?と安易に購入したのですが、これが失敗でした。

あとがきや初出によると、かなり以前に書かれた「アリバイ」という作品のリンク作で、しかも同人誌発表作品を改稿したものらしいのです。

この「アリバイ」の方は未読だったのですが、古い作品なのですぐには入手できそうにないし、一応独立した作品として楽しめるだろうと読んでみることにしたのですが、冒頭から人間関係を掴むのに少々戸惑ってしまいました。
勿論ある程度の説明はあるのですが、どうも「アリバイ」を読んでいるのを前提とした書き方で、この作品から読み始めた私はなんだか置き去りにされたような感じを受け、それは結局読み終わるまで解消されませんでした。

主人公の一哉は恋人だと思っていた亨と一緒に乗っていたバイクで事故に遭い、しかも実は二股だったと手酷く振られてしまいます。
怪我のためそれまでのバイト先も辞めてしまった一哉は、その手の男達が集まるバーに出掛け、そこで竜二と出会い恋人関係となり、まあ色々なできことが起こりながら愛情を確かめていく…といったお話ですが、前作の主役?の亨が今回も結構出張ってきていて、新しい職場の食堂のために自分を振った亨に助けを求める一哉の気持ちだとか、会話の中でいちいち亨を引き合いに出す竜二の感覚だとかが前作での彼らの関係を読んでいない人間には今ひとつ分かり難いような気がします。
その辺りの配慮がもう少し欲しかったです。

かといって、仮に前作を読んでいたらこの作品が面白かったかと言われればそれも微妙です。

あとがきで義月さんは「大人でやり手の年上攻×健気で頼りない受の年の差カップル」だと書いておられますが、一哉は健気というよりは卑屈すぎてイライラするし、竜二もやり手なのはともかく言動に大人気ない場面が結構多くて、個人的には好ましくないカップルだったからです。

むしろ書き下ろしにちらりと出てきた亨の本命・佑季の女王様振りが気になってしまい、その意味で前作が読みたくなってしまいました。

うーん、やはりまだまだ義月作品を掴むには読みが足りないようですが、今度はもう少し内容を吟味してから購入したいと思います。
カレンダー
03 | 2017/04 | 05
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -
FC2カウンター
プロフィール

かりんこ

Author:かりんこ

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
RSSリンクの表示
検索フォーム
リンク
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。