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本日の読書「獣の月隠り」(沙野風結子)

沙野風結子さんの「獣の月隠り」は、「獣の妻乞い」に出ていた(らしい)月貴と睦月のカップルと、もう一組のカップルの二本立て。

読み応えもあってなかなか面白かったんですが、ちょーっとだけ個人的に引っかかったのが、「パジャマ」の件。

月貴が睦月にパジャマをプレゼントする場面があるんですが、これが何かしっくりこない。
つーか、月貴が睦月にパジャマを贈る気持ちが分からない。

基本裸族の月貴が、パジャマをお揃いにしたかったというのはあり得ないし、
(実際事情があって裸体を隠す時もガウンだったし)
かといって睦月のパジャマ姿が超カワイイ!みたいなこだわりがあるようにも思えないし。

まあいいや、深く考えることでもないしね~。
とスルーしたのに、また出て来るパジャマ。
しかも、BL的には最大の山場とも言える、擦れ違っていた2人の心がやっと通じ合うシーンの直前にですよ。

ある夜の帰り道、睦月は月貴にパジャマを買ってもらいますが、その数は二年弱でなんと61着にもなっています。
1ヵ月平均で約5着。
マジで多すぎです。

こうなると、たかがパジャマと見過ごせません。
何故、月貴は、睦月に沢山のパジャマを贈っていたのか―?

睦月は単純に月貴の愛情表現として受け取って、数を把握しているほどに大事にしているみたいですが、それも完全には否定できませんが、しかし、なんっか月貴のキャラにはそぐわないんですよねえ・・・。
愛情表現なら、もっと他の物を選びそうな感じがするんですよ。

となると、パジャマは睦月ではなく、自分自身のため・・・?

と、ここで思い浮かんだのが、睦月の身代わりだった女性たち。

実は、睦月を愛するあまり彼を傷つけることを怖れていた月貴は、代わりに女性を抱くことである程度の欲望を発散させていたのですが、その際、睦月に与えたものと同じパジャマを女性に着せることで、睦月と女性とのイメージの同一化を図ろうとしていたのではないのかしら?
つまり、パジャマは月貴にとって、女性を抱くための重要なツールだったのでは・・・?

そう考えると、一旦睦月と別れた月貴が、女性に会いに行くのに、わざわざ同じ道を引き返した理由が分かります。
さっき睦月のパジャマを買った店に寄って、同じものを買わなければならなかったからです。

しかし、既に店は閉まっていた。
同じパジャマは買えない。
故に女性は抱けない。

だから、月貴はようやく覚悟を決めて睦月の元へと走ったんだ…!
(自分的にすごく納得)

…なんて、あの感動的な告白シーンを台無しにするような私の大嘘はさておき。
もう少しページがあったら、沙野さんらしいパジャマプレイを描いてくださっていたのでは?という気がしないでもないです(笑)

なんか、「獣の月隠り」を読んでない人は勿論、読んだ人にも意思いっきり味不明な記事になっちゃいましたね。
スイマセン(笑)

まあ、前回同様、気楽に読み流して戴ければ幸いです。

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本日の読書「蝶落~雲居の巫女~」(沙野風結子)

何故、ボーイズなのに「巫女」なのか、「御子」や「神子」では駄目なのか?

なんて、思ってもさりげにスルー。
要はそこの神様が「巫女」として認めてくれればよいのですから。
沙野風結子さんの描く神様はまさにそんな許容量の大きい神様。

高階佑さんの美しいイラストに惹かれて購入した前作「輝血様と巫女」も面白かったし、今作も即座に購入・読破しましたが、こちらもまた面白かった~。

まあ、元々孤島ものだとか、閉鎖的な集落の怪しい神様だとかいう話が好きということもあるんですが、沙野さんのちょっと狂気寄りの作風はこういう少々ぶっ飛んだ設定の方がお似合いなような気もします。
(ちなみに巫女様にエロいご奉仕をするとご神託がいただけるんだそうですが、一度に5人の相手をするのに月二回って神事にしては頻度多くないすかね?)

まあ、細かい突っ込みどころはいくつかありますが、沙野さんの巫女もの、また読めたら嬉しいです。

本日の読書「上海散華」「上海血華」(沙野風結子)

一時期コンプする勢いで買い集めた沙野さんですが、ある時ふっと冷めてしまい気に入った数冊を残して処分してしまいました。
それからは新刊全部に手を出すのではなく、世間様の評判を読んでから購入したりしてましたが、今回のは小山田あみさんのイラストに惹かれてすぐに買ってしまいました。
実は以前処分した中には中国マフィアが関連したのも含まれてて、今回もあまり好みじゃないかもと心配しながら読んだのですが、案外楽しく読めてしまって逆に拍子抜けした感じもあったりなかったり。
私の印象では沙野さんはもっと"痛い"感じの作風だったんですが、構えすぎた反動がラブラブ甘々にしか思えない二組のカップルのお話でした。

「上海散華」は上海の秘密結社の一員炎爪と日本のお華族様の晶羽のお話です。
晶羽は跡継問題のいざこざから炎爪に攫われて上海へと連れてこられてしまうのですが、なんつーか、少々ひどい目(?)に遭わされても炎爪の愛情が最初からだだ漏れなのでそんなに気の毒ではなかったですね~。
個人的希望としては父親と異母弟とにもっと異常なくらい執着されてもよかったのにと思ったくらい(笑)
大筋としては高慢知己なお坊ちゃんが愛を知って成長するという貴族ものの王道でしたね。
ええ、お貴族様大好きなのでそのあたりは楽しめました。

「上海血華」は炎爪と同じ秘密結社に属する淋と、敵対する秘密結社の棟梁・英冥のお話です。
「散華」の方が思ったよりも甘かったので、その分「血華」が痛い展開になるのかなあ、とビクビクしながら読んだのですが、こちらもそんなではなかったです。
密かに慕っていた炎爪が日本のお姫様に夢中になってしまって傷心の淋は、兄の仇である英冥に執着されいたぶられているうちについうっかりと好きになってしまうような寂しがり屋さんでした。

こちらは単純なハッピーエンドとは言えませんが、愛に飢えていた淋が取った行動もまあ納得できました。

沙野さんのお話がちょっとあっさりしていた分、密度が濃かったのが小山田あみさんの挿し絵。
こんなエロい場面描かれる方でしたっけ…?
私が持ってる小山田さんのイラスト本の中ではダントツのエロさでした(笑)

本日の読書「獣の妻乞い」「蛇恋の恋」(沙野風結子)

何となく自分の中では「身体的に痛い」作風に分類される沙野風結子さんの、いかにもなタイトルで買うのを躊躇っていた「獣の妻乞い」ですが、色んなブログさんでの評判もよいことですし、今回奈良千春さんイラストの新刊「蛇恋の禊」と一緒に購入してみました。

実は旅行に行く直前まで「獣の妻乞い」を読んでいたので、旅先で犬を見掛ける度に「飛月だ飛月だ」と思っていたのは、同行者には内緒です(笑)

お話はタイトルから想像できる通り「獣」の飛月と高校生の尚季の恋物語です。
その「獣」が死刑制度が廃止された日本の治安を維持するべく生み出された半人半狼の「猟獸」であるが故に成り立った謂わば"奇跡のラブストーリー"なのですが、多分に「鶴の恩返し」や「人魚姫」のような本来人間でないモノが姿を変えて慕う人の元を訪れるメルヘンチックな側面も含まれてます。
だからでしょうか。作者の目論見通り、苦手なハズの○姦もそんなに抵抗なく読めてしまいました。
それには実相寺紫子さん描くところの狼と少年の抱擁シーンの美しさも影響しているとは思うのですけどもね。


さて。
旅先では神社を巡り、身も心も清められたかと思いきや、帰宅するなり「蛇恋の禊」を手に取る自分がちょっと空しかったり…。

それはともかく他社の文庫で出ていた「蛇淫の血」の続編です。
奈良さんのイラストにハマった頃に続けざまに読んだ1冊だったので、そんなに話を覚えていた訳ではないですが、さりげに「これまでのあらすじ」みたいなことも書いてあったので、問題なく読めました。

前作で愛する角能を側に置くため、暴力団の4代目となることを了承した凪人が1人前の"極道"として独り立ちするための試練――禊のお話です。

「禊=身削ぎ」との父の言葉通りに親しい者を喪ったり傷つけられたりしてかなり弱くなっていた凪人は、更に薬物を投与される事態に陥り、精神的均衡を失ってしまいます…。
と、ここまでは予想の範囲内だったのですが、角能が凪人の心を取り戻そうとして取った行動は…恐ろしかったですよ。度を超してますよ。よく死ななかったものですよ…。やはり沙野さん、今回も痛かったです。

刺青と火傷痕とで、己の相手への愛を見せつけあう姿は将に「蛇恋」と呼ぶに相応しい執着ぶりではないかと思わせる作品でした。

あと大阪のヤクザ熾津臣が結構出張っていたので、続編なりスピンオフなりがまたあるのかなあと思わないでもないですが、この方の愛もまた激しそうですね。
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