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本日の読書「一途な独占欲」(吉田ナツ)

ふぁぁ、面白かった~♪
キャラの会話がテンポよくて、飽きることなく最後まで楽しく読めました。
吉田ナツさんの新刊「一途な独占欲」。

吉田ナツさんは作家買いしてるので、裏表紙のあらすじを確認することなく本編に取り掛かったのですが、今、感想書くためにちゃんと読んでみたら…。
あら…?微妙に違ってますよ…?

あらすじでは、長年片思いしていた幼馴染みに失恋した受ちゃんが、バーで出会った攻に口説かれ関係を持ったら、実は攻は取引先の社長だと分かった…。

と、ありますが、実際は違います。
違う上に、あらすじ通りの展開だとすると、受ちゃんと攻の関係の面白さ…みたいなものが、出てこなくなっちゃうような気がします。

実際は、既に一度会社で顔合わせした形になってて、バーに行ったのも、その時にチケットを貰ったからであって、本来、受ちゃんは、小洒落たバーに行くタイプの人間ではないのです。
税理士という職業柄もあるのか、自分に見あった居酒屋に行ったり、量販店で適当に服を買う堅実な生活をしています。

片や攻は、会社を担当してる税理士が好みの美形だと、簡単に誘いをかけるタイプ。
しかも、相手が失恋したばかりと知るや、バーのあるホテルに部屋を取り
(しかもロイヤルスイート)、口八丁で受を連れ込むことに成功します。

そう、このお話で面白いのは、受と攻の価値観の違い。

見た目ギリシャ彫刻みたいな美形なのに、全然それを自覚するどころか宝の持ち腐れ状態の受ちゃん。
見た目にこだわらないから、初恋の相手は性格重視の丸顔もふもふ君であります。

一方、攻は自分のルックスにも自信があり、生活スタイルにもこだわりがありまくります。これまでの自分の流儀でゴージャスに口説きまくりますが、もふもふ堅実派の受には、さほど効果はありません。
受ちゃんはまだ23歳と若いし、小学校からの初恋を引きずっていたので、恋愛経験もまったく無く、そこへ綺羅星の如く現れた攻に振り回されてメロメロになってもよさそうなものですが、逆に振り回されているのは攻の方だったりします。

体の相性は最初からバッチシなのに、生活スタイルや考え方が全然違う二人が、付き合って…というか、形の上では攻攻が受ちゃんを口説いていくうちに、お互いの価値を認めあって、でも自分の価値観はやっぱり大事で…みたいな感じになるのが、すっごくよかったです。

吉田さんの文章は読みやすくて、よいですね…。
するする読めるのに、内容がしっかりしてて、しかも面白い。
こんな作家さんは最近案外少ないので、これからも無理ないペースで書き続けていただきたいものです。
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本日の読書「嫁いでみせます!」(吉田ナツ)

吉田ナツさんの新刊、面白かった~!

久々に胸がキュンキュンしちゃう受ちゃんでした!
初めてを奪われた遊び人の男に、惚れて、尽くして、挙げ句べた甘な新婚家庭を夢見ちゃうオトメちゃんなんだけど、ガタイのいい攻よりも4センチも身長が高いところがまたいいんだ(笑)

この作品、実は「Home,sweet,home.」の最後に出て来た工務店のあんちゃんのお話だったりします。
読むまで気付かなかったんだけど、これは嬉しかったな~。
てか、イラストが同じ高峰顕さんだったら、もっとよかったのに!
鈴倉さんの絵はかわいすぎて、今回の180オーバーのカップルの格好良さとは合ってなくって、勿体なかったんだよね…。
(実際、極力イラストを目に入れないようにして本文読んでました・笑)


タイトルとイラストから、想像する「嫁モノ」とは、一味もふた味も違って、すっごく楽しく読めました!
やっぱり、吉田ナツさんのお話作りのセンスはいいなあ~。
しっとりしたお話もいいけど、こういうさらりと笑える作品もすごく好き!

そう言えばイラストが苦手で読んでない作品があったなあ…。
この勢いで読んでみるか(笑)

本日の読書「大好きなんです」(吉田ナツ)

この前に書き上げた記事が、何故か行方不明になってしまいました…。
まあ、イマイチな感じだったしスッパリ諦めて、別の本の感想いきますかね。

吉田ナツさんの「大好きなんです」です。

ただし、自分の予想以上に斜め目線の胡散臭い感想になってしまったので、吉田ナツさんが大好きな方、「大好きなんです」がすごく好きだという方、或いはこれから「大好きなんです」を読むつもりでいらっしゃる方は、スルーしていただいた方がよろしいかと存じます(笑)




さてさてさて。
帯では、まるで受の都石の秘密がおおごとであるかのように書いてありますが、実はそんなに大したものではありません。

ただのコスプレおたくです。

ネタバレではありますが、これは最初のページで読者にも早々に明かにされていることですし、攻の津田に対しても都石が会ったその日に告白しているくらいで、秘密でも何でもありません。

この作品において「コスプレ」は重要なポイントでありますが、それは都石にとってではなく津田にとって重要であるように思われます。

というのも、津田は都石を好きになることによって己の新たな嗜好の扉を開いてしまったからです。
作中の言葉を借りれば、
"ウェルカムトゥーザニューワールド"
だったからです。

元々バイセクシャルで性的嗜好の間口は広そうな津田ではありますが、この「女装コスチューム」プレイの扉は都石にしか開けることが出来なかったまさに運命の扉だったとのではないでしょうか。

これが、受の一風変わった趣味を受け入れただけのお話であったならば、互いの気持ちを確かめ合った後、これからはコスプレは二人だけの楽しみにしようね、みたいなことでいいと思いますし、実際表題作のラストはそのように結ばれています。

しかし、津田は既に「新しい扉」を開けてしまっています。
そこで終わる訳にはいかないのです。

そこで、続編の「恋人なんです」では、新しい世界の2人が存分に描かれています。

都石自身も自覚し、また同じ趣味を持つ姉も認めていますが、コスプレ(勿論女装コス)時の彼の輝きは通常の数割増だったりします。

普通の攻だったら、そんな受を愛おしく思う一方で、周囲の人間のやらしい視線に嫉妬しまくって受の行動を制約しまくるところでしょうが、新しい世界の住人津田はそんなせせこましいことはいたしません。

むしろ都石にイベント参加を推奨し、自らも共に参加するという熱の入れようです。

まるで、かつてのヨーロッパの有閑貴族が着飾らせた愛人をパーティーで見せびらかしているかのようではありませんか。

津田は、人前でのコスプレこそが、都石を最大に輝かせる秘訣であり、更には2人の愛の営み(笑)の最高の秘薬であることが解っているのです。

コスプレには門外漢な津田ですが、この点においては、最高の趣味人であるといえましょう(笑)

事実、コスプレの元ネタについては全く無知であるにも関わらず、受の衣装について(のみ)の指摘は悉く的を射ていると先達の同意を得たほどです。

そしてまた都石と結婚(同居)する気満々の津田は、いずれ訪れるであろう両親との対面に備え、根回しの準備も怠りません。
堅実に将来を見据え安定した生活があってこそプレイが楽しめる…。
そういうこともちゃんと分かっているのがニクいです。

そして、話の締め括りは「コスプレ」の最高峰、ウェディングドレスです。

これまでも数々の花嫁BLで活用されてきましたが、本作のように「コスプレ」のために制作されたものは稀ではないでしょうか?

しかし、コスプレ用とは言え、本来は都石の姉が着る予定だったものを横流ししたかなり良さげなものを、惜しげもなく着用したままプレイに及ぶ津田のチャレンジャーぶりは、さすがに昔からその純白の衣装に密かなときめきを感じていただけあって、着る人間の性別を問わない点も含めていっそ天晴れと言いたいほどです。

一番見たいコスプレと、一番したいコスプレが「ウェディングドレス」。

まさに最強の運命のおバカップルのお話で、非常に楽しかったです。

…が、予め申し上げました通り、あくまでも私目線での楽しみ方ですので、実際のお話の印象とは異なる場合がございますので、その際はご容赦下さいませ(笑)

本日の読書(吉田ナツさん)

ばーどくんが妙にプッシュしていた吉田ナツさんの著作を一気に4冊読んでみました。

以下読んだ順に簡単な感想というか、読んだという記録です(笑)

まずは「年下の恋人」。
タイトルから想像してたのより数段面白かったです。特にいざという時頼りになる姉さん女房的な受が格好よかったなあ~。

次に読んだのが「雨のように、愛のように」。
これは私好みの切ないお話でよかったです~。
恋愛に不器用な受にキュンキュンさせられました。男の趣味が悪くて不幸な恋しかしてこなかった受がようやく素敵な相手に恵まれてよかったよかったと思えるお話でした。

「ダブル・ベッド」は作者さんのデビューノベル?
なのに冒頭からぐいぐい読ませる読ませる!
恋愛経験豊富な攻が、恋愛初体験の受にいつの間にか本気になってしまって、そんな自分にオロオロしている姿に同情。

そして最後に読んだのが「恋をしてはいけない」。
これ、すっかり忘れてましたが、以前友人Yが高永ひなこさんのイラスト本を集めてた時に貸してくれてたんでした(^^;)
その時の印象はイマイチだったんですが、これまで読んだ3作がよかったので、この作品も今読んだら面白いのかもしれないとか思ったんですが、やはりイマイチでした。そんなに好みって変わんないんですね(笑)

そーゆー訳で。
以上吉田ナツさん読書記録でした。
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