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本日の読書『暗号解読』(S・シン)

やっと読み終わりました!サイモン・シンの『暗号解読』!
前作の『フェルマーの最終定理』が面白かったので今回も文庫で上下二巻あるにもかかわらず、期待どおり一気に読めました…最終章の量子の話になるまでは。

普段は自分の好きな話を読んでばかりいるんですが、たま~に苦手分野である理系の本にも目がいきます。
当然、専門用語ばかりのヤツは理解できないし、かといって入門書の類は面白みがなくて、手が伸びません。

その点このサイモン・シンの書く本は、暗号なり最終定理なりを巡る人々の苦労・苦悩などを描きながら、どんな門外漢でも話についていける程度に分かり易く解説してくれてあるので大変読みやすいのです。

暗号と言えば、エドガー・アラン・ポーの『黄金虫』を思い出してしまう私としては、どちらかといえば人が手作業で解読している時代の話の方が興味深いかと思ってたんですが、実際に読んで面白かったのは、大戦下の暗号機エニグマを巡る話でした。

特に『フェルマーの最終定理』の方にも登場していた天才科学者アラン・チューリングの話は、同性愛者であるという理由だけでそれまでの研究の成果を賞賛されるどころか逆に迫害されてしまい、哀しい最後を遂げた彼の人生をあたかもイギリス映画でも見ているかのように描いてあって、感動させられました。

それから普段特に意識することなく使っているインターネットの暗号化の開発の裏話も面白かったです。
言葉としては公開鍵とか知っていても、それが素数を利用したものとは知りませんでしたよ(私だけ?)

最後の量子論はさすがに読むのに手こずりましたが、それでもかなり分かり易く書いてあったと思います。

こーゆーのを読むと、自分の視野が少しだけ広がった気がして楽しいです。それに理系の人って考え方や行動が面白いですし、そういう部分でも楽しい本でした。
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