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本日の読書「春の声」「スピードをあげろ」(久賀有加)

特に「本日のお買い物」として書いてはいませんが、今週買った本は古本6冊を含めると18冊になります。当然部屋には本が散乱しています。出掛ける予定もキャンセルになったことだし、頑張って週末に消化します…。

ということで早速読んだのはこの2冊。
「春の声」と「スピードをあげろ」。久我有加さんのデビュー作とそのリンク作です。

「春の声」はビール会社の営業でコンビを組む篤也と浩明のお話です。
生粋の大阪人である篤也は社内派閥のゴタゴタで東京に異動させられてからは言葉と環境の違いで鬱屈した日々を送っています。一緒に組んで営業に回っている幹部候補生の浩明の標準語や、その何か訴えてくるような視線にも苛立ちは募るばかりです。そんな中出会った営業先の居酒屋のオーナー多田が関西弁を武器に篤也に近づいてきて、それをきっかけに2人の関係も変わり始めて…というお話です。

あとがきでも書いておられますが、この篤也、久我さん描くところのオトコマエ受の原型みたいですね。ただデビュー作というのもあって物語全体が少しぎこちなく、また何より久我さんのオトコマエ受の最高峰である「何でやねん」の相川を既に読んでしまっている人間としては少々物足りない感じは否めませんでした。浩明も年下ワンコと呼ぶにはなんか中途半端な印象でしたね。

そして「スピードをあげろ」、こちらは大阪にも店を出した多田と、そこに修行にきた大学生裕志のお話です。

年の差ものに思い入れはないので特に期待せずに読んだのですが、いつの間にか「ガキっぽい受もいいのう…」と思うくらいすっかり裕志の魅力にやられてしまっていました。
この場合の「ガキっぽい」というのは勿論褒め言葉で、青年実業家である多田が好きな裕志は少しでも彼に追い付きたい、認められたいと頑張ってるのですが、それでもどうしても子どもっぽさが抜けなくて、本人もそれを気にしてて、そこがまた可愛らしいのです。意地っ張りな性格なので多田に対しても生意気な言葉や我が儘をぶつけたりするのですが、これが関西弁だと全然嫌みじゃないんですね。むしろキツい感じの物言いだからこそ小気味良い。同じことを標準語で言ったとしたら「コイツ何様やねん」とかツッコミたくなるような台詞でも、「コイツにはかなんなー」みたいな感じで許せてしまいます。

一番裕志の「ガキっぽさ」を表現してるなーと思ったのが次の文。

これから一刻も早く、多田を本気にさせなくてはならないのだ。容易く手懐けられてはたまらない。

自分の方から好きになった多田に「本気の手前」くらいに好きと言われて抱かれて、それでメロメロになるくらい嬉しいんだけど、でもこれからが勝負や!という前向きで強気な姿勢。
…なんてカッコエエんでしょう。やはり裕志も立派なオトコマエ受です。

久我さんの関西弁ものでは圧倒的に「何でやねん」が好きなんですが、この「スピードをあげろ」もかなり気に入りました。

関西弁に癒やしを求める私は、これまで久我さんの作品はあえて一気に買わずにゆっくり揃えてきたんですが、最近本屋で新刊以外を見かける機会が減ってきたので早めに買っておかないとヤバいかもしれません。BLは売切御免でなかなか再版してくれないので絶版になるのも早いですしね…。
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