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本日の読書「天涯の佳人」(夜光花)

夜光花さんの作品だからとミステリ色を期待して読んだら、ちょっと肩透かしを喰らってしまいました。

そういえば、普通にほのぼのした作品もありましたっけね…「ずっと君が好きだった。」とか。
でも「天涯の佳人」なんてタイトルだと、孤高の天才三味線奏者が何かの事件か愛憎関係に巻き込まれて…なんて期待しちゃうじゃないですか。

そういう意味では物足りなかったのですが、でもほのぼの主役カップルのなかなか噛み合わない会話はすごく楽しかったです。

有名な三味線奏者の孫である達央は素晴らしい才能の持ち主ですが、本人は全然そのことに気づいていません。
三味線を弾くのもそれで身を立てるなんてことは想像もしてなくて、ただ生きる上であるべきものとして受け入れています。
そんな達央の才能に惚れ込んだ青年実業家の浅井は、多分に下心があるとはいえ演奏できる職場を紹介したり、練習場として自宅を提供するなどの援助の手を差し伸べますが、超天然マイペースの達央はそんな彼を"自分程度の三味線奏者に肩入れする変な人"としてしか捉えていませんでした。
なので、浅井の遠回しなアプローチを冗談として流したり、夢は?と問われて「結婚して子どもがほしい」と答えたりして浅井を打ちのめしています。
このあたりの達央の鈍感ぶりと浅井のへたれっぷりはすごく楽しかったです。

ああ、でもそんな達央も突発的に肉体的接触を持ったのをきっかけに歯止めが利かなくなった浅井に1日いいようにやられてからは彼を意識し始めて、嫉妬なんて暗い感情も抱くようになっしまうんですよね…。
もっともっと無自覚な鈍感さで浅井を振り回して欲しかったなあ…。

読み終わってから何となくなんですが、設定の段階ではもう少し複雑で暗めのお話だったのが、主役の2人の性格が案外とぼけていたのでこういう明るめのお話になったんじゃないかしら、なんて思ってしまった作品でした。
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