
本日の読書「ドロシーの指輪」シリーズ(谷崎泉)

骨董屋ものらしい、とのことで興味を惹かれ、3冊まとめ買いしてみました。
「ドロシーの指輪」
「イゾルデの壺」
「ヴィオレッタの微笑」
作者の谷崎泉さんは初読みです。本屋さんでは続き物をよく見かけますが、それ故に敬遠していた作家さんだったりします。
骨董屋ものということで何となく北森鴻さんの某ミステリを思い出しながら読み始めたんですが、すぐにこれは「エロイカより愛をこめて」だわ、と思ってしまいました。
だって、和製ジェイムズくんがいたんですもの(笑)
謎多き骨董店「尾形」の主・緒方と某大手銀行本店勤務の三本木が店に持ち込まれてくる骨董品を巡る騒動に奔走しながら互いの気持ちを確かめ合っていく…てな感じのお話ですが、何分この三本木が何よりもお金が大好きな守銭奴なので、そう簡単にはラブラブモードに突入しないのです。
何かっちゃあトラブルの種を拾ってきては、結果的に伯爵…もとい緒方に迷惑を掛けることになるのですね。
つーか、このお話の場合三本木にベタ惚れしてる緒方の方が勝手に走り回っているんですが。
勿論全ての登場人物たちに「エロイカ」の人物関係を当てはめるのは無理がありますが、それでも美術品を巡って大人の男達が、騙し騙されの丁々発止を繰り広げる様子を見てると、どーしても思い出されてしまうんですよねえ。
ま、それだけ「エロイカ」が身に染み込んだ名作ってことになるんでしょうけど。
ちなみにこのシリーズを買う決定打となったのは「ドロシーの指輪」の裏表紙にあったこの台詞。
「……させてくれ」
「いやです」
ふんふん、なるほど、毎回いい線までいくのにスルリとかわす寸止めカップルなのね…と勝手に期待していたら、ちゃんとやることやってました、この2人。
しかも、ジェイムズくん、違った三本木が何も交換条件も出さずにやられちゃってますよ!
いや、BL的に(とゆーか恋愛的に)はそれが正しいのは分かってるんですが、もうちょっと、こう、どけち虫らしい恥じらい(?)を見てみたかったなあ…というのが素直な感想だったりします。
何だか内容には殆ど触れてない感想になりましたが、まあそれなりに楽しいお話でしたよ、ということで。
「ドロシーの指輪」
「イゾルデの壺」
「ヴィオレッタの微笑」
作者の谷崎泉さんは初読みです。本屋さんでは続き物をよく見かけますが、それ故に敬遠していた作家さんだったりします。
骨董屋ものということで何となく北森鴻さんの某ミステリを思い出しながら読み始めたんですが、すぐにこれは「エロイカより愛をこめて」だわ、と思ってしまいました。
だって、和製ジェイムズくんがいたんですもの(笑)
謎多き骨董店「尾形」の主・緒方と某大手銀行本店勤務の三本木が店に持ち込まれてくる骨董品を巡る騒動に奔走しながら互いの気持ちを確かめ合っていく…てな感じのお話ですが、何分この三本木が何よりもお金が大好きな守銭奴なので、そう簡単にはラブラブモードに突入しないのです。
何かっちゃあトラブルの種を拾ってきては、結果的に伯爵…もとい緒方に迷惑を掛けることになるのですね。
つーか、このお話の場合三本木にベタ惚れしてる緒方の方が勝手に走り回っているんですが。
勿論全ての登場人物たちに「エロイカ」の人物関係を当てはめるのは無理がありますが、それでも美術品を巡って大人の男達が、騙し騙されの丁々発止を繰り広げる様子を見てると、どーしても思い出されてしまうんですよねえ。
ま、それだけ「エロイカ」が身に染み込んだ名作ってことになるんでしょうけど。
ちなみにこのシリーズを買う決定打となったのは「ドロシーの指輪」の裏表紙にあったこの台詞。
「……させてくれ」
「いやです」
ふんふん、なるほど、毎回いい線までいくのにスルリとかわす寸止めカップルなのね…と勝手に期待していたら、ちゃんとやることやってました、この2人。
しかも、ジェイムズくん、違った三本木が何も交換条件も出さずにやられちゃってますよ!
いや、BL的に(とゆーか恋愛的に)はそれが正しいのは分かってるんですが、もうちょっと、こう、どけち虫らしい恥じらい(?)を見てみたかったなあ…というのが素直な感想だったりします。
何だか内容には殆ど触れてない感想になりましたが、まあそれなりに楽しいお話でしたよ、ということで。
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