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本日の読書「いとし、いとしという心」(かわい有美子)

未亡人受ということで楽しみにしていたこの作品。
ところが、読む前の予想を裏切り、受のユキではなく攻の千秋にかなり肩入れする結果となってしまいました。

作者さんの言葉を借りれば"ヤンデレ"属性のこの千秋、しかしそれだけでは語り尽くせないくらい喰えない男でありまする。

個人的に特記すべきは一人称。
来ましたよ、「ボク」ちゃん攻!
しかも、あくまでも受のユキに受けがいいから使っているという腹黒ボク!
更にはユキから「千秋ちゃん」と"ちゃん"付けで呼ばれてますよ!
いい年した大の男が「千秋ちゃん」「ユキちゃん」と呼び合う姿は、幼馴染モノの醍醐味ですな♪

でも、ユキを"未亡人"と称することから分かるように、彼の想いは若くして亡くなってしまった千秋の兄の壮一に向かっています。

ただでさえ京都でも名だたる老舗旅館の跡取りである兄と何かにつけ差を付けられてきて鬱屈した思いを抱えているのに、自分の大好きなユキまでもが兄に恋するなんて、不憫な男ですよ、千秋ってば。
しかし、壮一がいなくなってから、俄然ユキに対しても実家の老舗旅館に対しても巻き返しを図っていくわけですよ。

性格がひねくれた千秋が、唯一執着と誠実を見せる相手が幼馴染のユキだけ、っていうのがいいんですよね~。
しかも、相手を思いやると同時に追いつめてもいて。
かといって、ユキの心を壊すまでは踏み込まなくて。

お話もどこか余韻を残すような感じで締められています。

うん、ええハナシやったなあ、と胡散臭い京訛りでつぶやきながら、1年半寝かせておいた同人誌の方も発掘して読みました。
こちらは千秋とユキの高校時代のお話。
これもまた良かった!

以前も何かの本読んだ時思ったけど、かわいさんと京都って相性がいいように思いました。
しかし、せっかくのお着物描写が殆ど理解できなかった自分がちと哀しかったです…。
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