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本日の読書「スノーファンタジア」(うえだ真由)

「ロマンスの黙秘権」で、ぐっと私と友人Yの評価が上がったうえだ真由さん。やはりディアプラス文庫のあさとえいりさんイラストということで読んでみました。


―――もし、思いを打ち明けることはできなかったけれど好きでたまらない相手が、突然記憶を喪って、自分のことを恋人と勘違いしたらどうしますか?―――


このお話の主人公は記憶を喪っている間だけでもいいからと、恋人として過ごすことを選びました。


この偽りの恋人期間は「スノーファンタジア」というタイトルが示す通り、主人公・里央にとって都合の悪い部分を陽史の記憶喪失という雪で覆い隠している間の儚い夢のようなものです。
里央もそれはよく分かっていて、陽史を騙している罪悪感に苛まれながらも、この甘い夢を手放すことがなかなか出来ません。
それでもようやく気持ちに整理をつけ、陽史のために本物の恋人との再会の場を用意します。そして、それをきっかけに全ての記憶が戻った時、陽史が選んだ相手は………。
読めば分かります。というか読まなくても分かりますね、BLですから。

あさとえいりさんの可憐なイラストとうえだ真由さんの思い入れたっぷりの文章に騙されて、途中までは主人公に同情しながら読んでいましたが、やはり里央の取った行動はあまりよろしくないのではないかと。
本物の恋人である女性の立場を考えると許されることではないですよね。
でも、そこに女性側のある事情を絡めることにより、里央も、そして恋人を裏切った形の陽史も、そんなにたいそうな罪悪感を抱かずにすむようにはなっています。
でも、ちょーっと納得いかないですけどね、私は。

こないだ読んだ「Missing You」もそうでしたが、かわいくていじらしい受のせつない感じのお話が、うえださんはお得意なのかしら?特に好きなパターンではないのに、気がつくと感情移入してしまっている自分がいました。

先に「モニタリング・ハート」とか「じれったい衝動」を読んでいたので、うえださんの印象ってイマイチだったんですが、こちらの方が逆にイメージとは違うお話だったのかしら?

うーん、もう少し他の作品も読んでみたいと思います。
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