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本日の読書「大好きなんです」(吉田ナツ)

この前に書き上げた記事が、何故か行方不明になってしまいました…。
まあ、イマイチな感じだったしスッパリ諦めて、別の本の感想いきますかね。

吉田ナツさんの「大好きなんです」です。

ただし、自分の予想以上に斜め目線の胡散臭い感想になってしまったので、吉田ナツさんが大好きな方、「大好きなんです」がすごく好きだという方、或いはこれから「大好きなんです」を読むつもりでいらっしゃる方は、スルーしていただいた方がよろしいかと存じます(笑)




さてさてさて。
帯では、まるで受の都石の秘密がおおごとであるかのように書いてありますが、実はそんなに大したものではありません。

ただのコスプレおたくです。

ネタバレではありますが、これは最初のページで読者にも早々に明かにされていることですし、攻の津田に対しても都石が会ったその日に告白しているくらいで、秘密でも何でもありません。

この作品において「コスプレ」は重要なポイントでありますが、それは都石にとってではなく津田にとって重要であるように思われます。

というのも、津田は都石を好きになることによって己の新たな嗜好の扉を開いてしまったからです。
作中の言葉を借りれば、
"ウェルカムトゥーザニューワールド"
だったからです。

元々バイセクシャルで性的嗜好の間口は広そうな津田ではありますが、この「女装コスチューム」プレイの扉は都石にしか開けることが出来なかったまさに運命の扉だったとのではないでしょうか。

これが、受の一風変わった趣味を受け入れただけのお話であったならば、互いの気持ちを確かめ合った後、これからはコスプレは二人だけの楽しみにしようね、みたいなことでいいと思いますし、実際表題作のラストはそのように結ばれています。

しかし、津田は既に「新しい扉」を開けてしまっています。
そこで終わる訳にはいかないのです。

そこで、続編の「恋人なんです」では、新しい世界の2人が存分に描かれています。

都石自身も自覚し、また同じ趣味を持つ姉も認めていますが、コスプレ(勿論女装コス)時の彼の輝きは通常の数割増だったりします。

普通の攻だったら、そんな受を愛おしく思う一方で、周囲の人間のやらしい視線に嫉妬しまくって受の行動を制約しまくるところでしょうが、新しい世界の住人津田はそんなせせこましいことはいたしません。

むしろ都石にイベント参加を推奨し、自らも共に参加するという熱の入れようです。

まるで、かつてのヨーロッパの有閑貴族が着飾らせた愛人をパーティーで見せびらかしているかのようではありませんか。

津田は、人前でのコスプレこそが、都石を最大に輝かせる秘訣であり、更には2人の愛の営み(笑)の最高の秘薬であることが解っているのです。

コスプレには門外漢な津田ですが、この点においては、最高の趣味人であるといえましょう(笑)

事実、コスプレの元ネタについては全く無知であるにも関わらず、受の衣装について(のみ)の指摘は悉く的を射ていると先達の同意を得たほどです。

そしてまた都石と結婚(同居)する気満々の津田は、いずれ訪れるであろう両親との対面に備え、根回しの準備も怠りません。
堅実に将来を見据え安定した生活があってこそプレイが楽しめる…。
そういうこともちゃんと分かっているのがニクいです。

そして、話の締め括りは「コスプレ」の最高峰、ウェディングドレスです。

これまでも数々の花嫁BLで活用されてきましたが、本作のように「コスプレ」のために制作されたものは稀ではないでしょうか?

しかし、コスプレ用とは言え、本来は都石の姉が着る予定だったものを横流ししたかなり良さげなものを、惜しげもなく着用したままプレイに及ぶ津田のチャレンジャーぶりは、さすがに昔からその純白の衣装に密かなときめきを感じていただけあって、着る人間の性別を問わない点も含めていっそ天晴れと言いたいほどです。

一番見たいコスプレと、一番したいコスプレが「ウェディングドレス」。

まさに最強の運命のおバカップルのお話で、非常に楽しかったです。

…が、予め申し上げました通り、あくまでも私目線での楽しみ方ですので、実際のお話の印象とは異なる場合がございますので、その際はご容赦下さいませ(笑)
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