いつもまともな感想など書いていませんが、今回特に斜め目線とネタバレが盛大なので、これからこの作品を読むおつもりの方、或いは既にお読みであっても、主役カプに思い入れの深い方は、この記事はスルーしていただいた方がよろしいかと存じます。
さて、では参ります。
英田サキさんの初ホワイトハートで「心乱される」。
一応義理の親子ものになりますが、当初の予告通りそこは無視して、いきなり脇キャラいきます。
大宮。
彼は主人公のセフレにして最大の理解者的立場で登場してますが、勤め先の専務のお嬢さんという婚約者がいます。
主人公から見れば、好きでもない男に婚約者がいてもどうってことなかったみたいですが、読者の立場からすると、そういう訳にはいきません。
何故なら、彼は完全にこちら側の人間…すなわち、BLキャラとして誰かとカップルにならなければならない存在だったからです(断言)
なので、本編の「心乱される」のエンディングの段階では、大宮が結婚に対して意欲的だったのがかなり腑に落ちなかったんですが、後日談の「幸せの行方」で新婚(?)生活を楽しむ主役カプのところに、婚約を破棄された大宮が押し掛けて来た時には、
やっぱりね。
と思ってしまいましたよ(笑)
(てか、この作品を読んだ人の少なくとも75%以上が、そう思ったのではないかしら)
しかも、その場には、新しい恋人候補としてお誂え向きのユキちゃんがいたワケで~♪
主人公宅を辞して飲みに行った2人のその後が気になるところですが、おそらくは、まあ、やっちゃったんじゃないですかあ~(笑)
作者さんもあとがきでそんな感じのことをおっしゃってますし~。
大宮とユキちゃんは、一応主役カプから振られた者同士ですが、主役カプよりも魅力的なので、うまくくっついちゃった暁にはずっと幸せになればいいと思います。
実際のとこ、日本人離れした体形と甘いマスクの大宮は、ユキちゃんの理想のタイプに近いいい物件だと思うんだよね~。
しかも、子育てを理由に今ひとつ出世街道に乗れなかった主人公と違って、大宮には輝かしい未来があるし、更には今回の破談騒動で、結婚しないことの大義名分も出来ちゃったワケだし。
逆に主人公の方は、義理の息子が近々成人しちゃうと、世話焼きな上司から持ち込まれる見合い話を断る理由がなくなって四苦八苦してそうだし(笑)
主人公に対しては「あいつの人生を全て支えたいとは思わ」なかった大宮が、人生を支えたくなるくらいにユキちゃんにメロメロになるお話を読んでみたいんだけどなあ…。
大宮も、作者さんが仰ってるほどには、主人公に向いてないようにも思えないんですけど(笑)
別に攻が一途でも誠実でなくても構いませんよ~?
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