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本日の読書「パパがも一度恋をした 1~4」(阿部潤)

今日もついつい本屋さんに寄ってしまったのですが。

昨日5軒もBLコーナーをハシゴしたばっかなので、さすがにBL本を物色する気にはなれず、かといって、うっかり歴史コーナーに嵌ってしまって1冊数千円もするような本を買う余裕もないので、漫画文庫や少年マンガのコーナーを軽く流しておりました。

そして「百姓貴族」での農業高校の描写が秀逸だった荒川弘さんの新作「銀の匙」の1巻を手に取りレジに向かう途中、とある作品と目が合ってしまいました。

阿部潤さんの「パパがも一度恋をした」。

この作者さんも作品も全く知らなかったんですが、平積みで並べられた4冊の表紙(可愛らしい制服姿の女子と傍らにいる妙なオッサンたち)に何となく惹かれ裏表紙であらすじを確認すると、

山下吾郎(38歳)のもとに―
亡くなったはずの最愛の妻・多恵子が帰ってきた。
…ただし、おっさんの姿で。

とあります。

ほうほう。
東野圭吾さんの「秘密」は、確か事故死した妻の魂が娘に宿ってみたいな話だったけど、これはそれがちょっとズレて、メタボ体型のバーコードヘアオヤジになっちゃったワケね。
面白そうじゃない。

と勝手に納得して一気に4冊まとめてお買い上げ。
昨日買ったBL本を差し置いて読み始めたのですが…。

予想以上に面白いじゃねーか!

コミックスの表紙では、まあ、さすがにオッサンメインにする訳にもいかなかったのか吾郎の娘のトモちゃんが目立っていたので、娘視点のホームドラマと思いきや、実際は殆ど吾郎目線で、亡き妻多恵子の魂が宿ったオッサンが如何に可愛いかを熱く語るお話でした(笑)

愛する妻を喪った悲しみで引きこもりのニート状態だった吾郎の前に、ある日突然オッサンの姿で妻が生き返ってきました。

最初はキモいオッサンに引きまくっていた吾郎ですが、仕草の端々に現れる紛れもない多恵子の存在に段々とオッサン姿の多恵子に心奪われていきます。

オッサンだから可愛くないはずなのに、何故か猛烈に可愛い。
でも、どうしても、その容姿と周囲の視線が気になってしまう…。
そんな吾郎の葛藤ぶりがリアルで笑えます。

オッサンの中身は今時珍しいくらいフェミニンな多恵子なので、相当身嗜みにも気を使っているだろうと思われますが、痩せようとしてもやつれた感じにしかならないし、汗をかくと強烈な加齢臭が発生するしで、努力だけでは漂うオッサン臭さをどうすることも出来きません。
そんな悩みを抱えつつも愛する家族の元に戻ってこれたことを幸せと捉えて前向きに頑張る多恵子の姿は、例えビジュアルがオッサンであってもかなりいじらしくラブリーでありました。

この後に読んだ砂原糖子さんの「ラブストーリーまであとどのくらい?」の滝村は「男であっても努力次第で人は変われる」という美意識の持ち主でしたが、そのくだりを読みながら、ふと多恵子inオッサンの悲哀を思い出してしまった私はちょっとしんみりしてしまいました。

どうしても乗り越えられないオッサンの壁―。

BLでは愛の力であっさりと乗り越えることが出来ますが、愛の力だけではどうしようもない部分もちゃんと描いてくれてたのが面白かったです(笑)
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