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本日の読書「恋襲ね」(小林典雅)

久しぶりの更新、久しぶりの感想いきます!

お題は小林典雅さんの新刊「恋襲ね」です!
いや~、これまた久しぶりに笑わせていただきました!

最初、典雅さんの新刊が花丸ブラックから出て、しかもシリアス…と知った時には、
ーーイメージが違う!
と、がっかりもしたものですが、すいません、私の認識が間違っていました。
花丸ブラックって、最高のトンチキレーベルだったんですね!!

滅多に買わないレーベルゆえ、私の認識が間違っていたのも無理はないと思うのですが、思い返せば、英田サキさんのファンタジーにしても、砂床あいさんの緊縛モノにしても、シリアスと思わせておきながら、素晴らしいトンチキぶりに笑わせていただいた 作品でした!

編集さん、グッジョブ!!

おそらく、最近の典雅さんはコメディを求める読書の重圧に以前ほど伸び伸びと筆を振るうことが出来なくなっていたのでしょう。
そこで、シリアスしかも時代ものを書いてみることで、見掛けの制約が多い分、目に見えない読者の要望をあまり気にすることなく作品に取り組めたのではないでしょうか?

以前のように典雅節が冴え渡っているではありませんか!!

冒頭から、主人公は不幸のどん底に突き落とされたかのように己れの不運を嘆いていましたが、何でしょう?そこには悲愴な空気は微塵もなく、高まるのはトンチキへの期待感でした。
そして、期待は裏切られることなく、典雅節は炸裂。
読み終わるまでに、何度声を出して笑ったことでしょうか。

因みに、不幸ぶってた主人公は、そんなに(少なくとも私の目には)酷い目に遭わないうちに、めでたしめでたしで終わっています。
むしろ不幸になったのは、(間接的に)主人公にご無体を働かざるを得なかったお殿様です。
自分が頼んだ訳でもないのに、無理矢理主人公を寵童として宛がわれて、仕方なく遊んであげて、挙げ句には…なんて、気の毒過ぎて涙が出そうです。

出てくるキャラクターそれぞれが自分の理論で語ってくれる…。
そこに、くすり、とさせられることが、小林典雅さんの最大の魅力です。
今回の新刊は、それを思う存分堪能できました。

人によっては、シリアス、時代もの、というのは、取っ付きにくい作品かもしれませんが、これまで典雅作品を読んだことがある方なら余裕で楽しめるんじゃないかな~?

典雅さんご本人は、こんな感想聞いたら「シリアス書いたのに」と、ガッカリされるかもしれませんが、すいません、作品は刊行されたら読者の評価に晒されるしかないんです。
そして、私はこの作品に最高の賛辞を捧げます………トンチキとして。

まぁ、あくまでも私個人の勝手な感想なので、他の方々の感想とはかけ離れているかもしれませんが、楽しい読書ができたことは間違いありません。




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